あらすじ「最果ての地」の手がかりを求め、競市が行われる浮島タマキノガマへと向かう一行。珍品 稀物 奇貨 奇物。世のお宝や珍品がこぞって並ぶその競市に、ある一冊の本が出品される。その本の名は『ハライソの調書』―――。かつて魔女の国から盗み出された幻の書物であった。
ソマリを両親の元に返すため、森の守り人であるゴーレムがソマリを連れて旅する物語。いろいろな種族との出会い、時に危険になりながらもゴーレムはソマリを守り、ソマリはゴーレムを慕い少しずつ絆を深めていきます。その中で感情を持っていないゴーレムがソマリを大事に思い、ソマリのことを考え行動したり、初めて抱く思いに困惑する様は親そのもの。ソマリの一途な思いとゴーレムの不器用な優しさは、ほっこりさせられます。大事なものは何なのか気づかせてくれる、そんな物語です。種族を越えて芽生える親子愛と絆は心を癒してくれます。