あらすじ

あすか、くるみ対タマラ、ペイペイの戦いは激しさを増し、くるみが重傷を負ってしまう…。その間、公安の牧野から連絡を受けた三浦理事官の指示により、ちさとがマフィアのアジトへ潜入、人質救出作戦を決行する。一方、バベル旅団の幹部・ブランカと対峙するミアは、魔力をはじく特殊装甲の前に苦戦を強いられていた…。だがその時、ついにズメイが復活してしまい――!? “伝説の五人(マジカル・ファイブ)”の眼前で、最凶の魔法生物兵器・ズメイの咆哮が轟く第8巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
魔法少女特殊戦あすか 1巻

謎の生物・地冥界(ディスアス)の侵攻によって危機に瀕していた人類は、不思議な魔法の力を得た魔法少女達の活躍によって救われた…。そして3年後、それぞれの生活に戻った彼女達に、その日常を切り裂く新たな事件が勃発!! 人類の救世主となり“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”と呼ばれた魔法少女の一人、大鳥居(おおとりい)あすかは運命に翻弄されながらも懸命に現在(いま)を生きようとしていた…。

魔法少女特殊戦あすか 2巻

拉致された希美を救出すべく、あすかとくるみは敵のアジトへの潜入作戦を開始する。だがそこには料理人、番人と名乗る魔術を操る双子の傭兵コンビが待ち受けており、更には非合法な手段で生まれた魔法少女・アビゲイルまでもが二人に襲いかかるッ!! そしてその頃、飯塚率いる魔法戦に特化した特殊部隊『M班』も現場へと急行していた。壮絶な魔法戦の火蓋が切って落とされる――!!

魔法少女特殊戦あすか 3巻

アビゲイルを後一歩の所まで追い詰めた『M班』とあすかだったが、黒幕と思われる新たな魔法少女の出現により取り逃がしてしまう。幼い頃の夢と現実の間で揺れるあすかだったが、ついに『M班』への入隊を決意!! 一方、“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”のメンバーであるミアとタマラも、それぞれの任務の為日本へ上陸。謎の魔法少女が率いる組織『バベル旅団』、各地に散らばる“伝説の五人”が日本を舞台に動き出す――ッ!!

魔法少女特殊戦あすか 4巻

校外学習で沖縄へとやって来たあすか達。その一方で、飯塚ら『M班』や、ミア、タマラ達が異世界貿易会議の警備の為、那覇駐屯地を訪れていた。しかし、そのタイミングを狙って、魔法少女となったちさとを引き連れ、ギースが攻撃を仕掛ける!! あすか、くるみ、ミア、タマラ達“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”が、今再び力を合わせ、バベル旅団との戦闘に臨むが――!? 番外編「軍隊ご飯を食べよう」も収録した、激闘の第4巻!

魔法少女特殊戦あすか 5巻

激しさを極める“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”と“バベル旅団”との戦い――。市街戦を繰り広げるミア、偽装シェルター前で敵を食い止めるタマラや『M班』らの尽力もむなしく、ついに防衛ラインを突破されてしまう。そして、ギース、ちさとと、あすか、くるみの4名が対峙し、直接対決へ突入――!! この強敵を前に、タイムリミットまでタビラ将軍を守り抜く事ができるのか――!? 世界の運命を左右する攻防戦を描く怒涛の第5巻!

魔法少女特殊戦あすか(6)【デジタル版限定特典付き】

沖縄での激闘はついに終焉を迎え、非合法の魔法少女であるちさとは捕虜となる。しかしその一方で、タビラ将軍が持って来た魔法少女用の新装備は敵の手に渡ってしまった…。ウクライナ東部の紛争から、不穏な動きを察知した飯塚らは、そこに介入する非正規戦を決断。あすか達『M班』は次なる任務としてウクライナへ向かう事になったが、そこにもロシア軍と秘密裏に接触していたバベル旅団の影が――。番外編「秘密基地のひみつ!」も収録した、新章突入の第6巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(7)【デジタル版限定特典付き】

ウクライナでの不正規戦へ臨むあすか、くるみ。だが、先に現地に入ったミアの前にタマラとペイペイが現れ、有無を言わさずミアに襲い掛かる! かつて共に世界を平和へと導いた仲間であるはずの二人に一体何が!? 一方、モスクワで情報収集をする公安の牧野は、新たな手がかりを得る。バベル旅団の真の目的とは――?? 番外編「バレンタイン 魔法チョコレート作戦」も収録した、規格外のパワーがぶつかる第7巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(8)【デジタル版限定特典付き】

あすか、くるみ対タマラ、ペイペイの戦いは激しさを増し、くるみが重傷を負ってしまう…。その間、公安の牧野から連絡を受けた三浦理事官の指示により、ちさとがマフィアのアジトへ潜入、人質救出作戦を決行する。一方、バベル旅団の幹部・ブランカと対峙するミアは、魔力をはじく特殊装甲の前に苦戦を強いられていた…。だがその時、ついにズメイが復活してしまい――!? “伝説の五人(マジカル・ファイブ)”の眼前で、最凶の魔法生物兵器・ズメイの咆哮が轟く第8巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(9)【デジタル版限定特典付き】

海外での不正規戦を終え、日本での平穏な学生生活を過ごしていたあすかとくるみ。そんなある日、飯塚から突如連絡が入った。ウクライナで敵となって現れたタマラの真相を探ると、彼女はロシア軍参謀本部から、“ある方法”によって命令を強要されていると言う。公安の牧野達の助力もあり、マフィアと軍の繋がりをつかんだ飯塚達は、ロシアンマフィア『狼男(オボロートニ)』へナーズィニーを潜入させ、それを足掛かりにタマラを救出しようとするが…!? 警察庁でのちさとの活躍を描く特別編「Black Belt」も収録した、緊張感高まる第9巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(10)【デジタル版限定特典付き】

ロシアンマフィア『狼男(オボロートニ)』へ潜入したナーズィニーだったが、スパイ容疑をかけられ拷問されてしまう。そこで公安の戸田とちさとは、ナーズィニー救出、タマラ奪還の為アジトへの突入に踏み切る。しかし死体を操るヴァルヴァラ、肉弾戦を得意とするナツァグドルジ、二人の魔術傭兵に行く手を阻まれてしまう。その間『姉妹の絆(シィストラ・スヤズヴェエット)』によるタマラ洗脳作業は着々と進んでしまい――!? 一方、バベル旅団は次なる計画へと静かに動き出していた……。一度は悪に染まった拳が、再び光り輝く第10巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(11)【デジタル版限定特典付き】

洗脳を解く為には、仲間であるタマラに拷問を行う必要があった…。くるみはあすかに全てを話す事を決意するが――!? そんな折、国連の魔術安保理緊急会合の開催が決定。あすか達“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”をはじめ、各国の魔法少女達はニューヨークへ向かう事になる。だがその頃、秘密裏に計画を進めるバベル旅団の魔の手が、ある少女に忍び寄り――!? あすかとちさとの対決を描いた特別編「Special Sparring」も収録した絆が紡がれる第11巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(12)【デジタル版限定特典付き】

ニューヨークで次々にマジカルテロを行うバベル旅団に対し、迎撃に出た魔法少女達。音楽を武器として操る魔術傭兵・シャオとゴーレムマスターの二人に立ち向かうジャード。ネクロマンサー・ヴァルヴァラと対峙するソヨン、クレア。あすか、くるみ、ミアの三人も、改良された魔法生物兵器・ズメイとの戦いに臨む。その頃、拉致された紗綾子の身に異変が――!? そして明らかになるバベル旅団の真の目的! “伝説の五人(マジカル・ファイブ)”と第2世代魔法少女達が未曽有の緊急事態に共闘する第12巻!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(13)【デジタル版限定特典付き】

バベル旅団の幹部達と激しい戦闘を繰り広げるあすか達をよそに、ついに冥獣王(ディスビスト)が復活! 温存していたタマラ、ペイペイ、米軍の“切り札”までもを投入する総力戦となるが、全ては旅団長(ブリガディア)の計画の序章に過ぎなかった…。明かされる旅団長(ブリガディア)の正体、真の目的、そして紗綾子の変貌――。想像を超える事態が次々に襲い来る急転直下の第13巻! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか(14)【デジタル版限定特典付き】

世界を破壊しようとする旅団長の正体はかつての仲間フランシーヌだった! フランシーヌはマジックアイテムと冥獣王(ディスビスト)の魔力を使い、紗綾子を最強の魔法少女・セクメトへと変化させる! 第2世代魔法少女、『M班』、ちさと、ナーズィニー、そして“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”が世界の命運を賭けて最後の戦いに挑む!! かつて戦乱を鎮めた魔法少女達のその後の物語、堂々完結――!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

魔法少女特殊戦あすか

これを誰かに薦めるとしたら、表紙を見せるだけで十分

魔法少女特殊戦あすか 深見真 刻夜セイゴ 田村尚也
mampuku
mampuku

 魔法少女(∋変身ヒロイン)の多様化が激しい。プリキュアで肉弾戦をやるようになり、まどマギ以降は過酷な運命を背負わされるのも当たり前になった。キューティーハニーやセーラームーンではセクシー路線が開けていたように見えますが、CCさくらやリリカルなのはを含め'10年代現在に至るまであまり主流にはならなかった模様です(高齢オタク向けの二次創作界隈では未だに人気は健在ですが)  「魔法少女まどか☆マギカ」以降、メタ的かつダークな作品が増えた印象です。そうして開けた新たな道を踏み台にしつつ、それらの作品群にありがちな『二番煎じ感』から脱却して次のステージへ…この「魔法少女特殊戦あすか」からはそんな予感を勝手に感じ取りました。 ※『二番煎じ感』の詳細は以下の通り ①魔法少女ものがもつファンシーなイメージを逆手に取った、可愛らしいパッケージとは裏腹の血みどろ展開(「結城友奈」「魔法少女育成計画」など) ②従来のクリーンでピュアな魔法少女像とのギャップを意識した、暴力的な魔法少女を全面に押し出したもの(「魔法少女オブジエンド」「間違った子を魔法少女にしてしまった」など)  「あすか」からはそれらは違い完全に開き直った『作者が描きたいものを色々ぶっこんだらこうなった』というビジュアルイメージがこの表紙に現れている気がします。こういうの好きな人がこういうの好きな人に向けて描いたらこうなったっていう、もうそれ以上言葉とか必要ないんですよね。たとえばマジカル自動小銃の先輩である暁美ほむらさんは、あの能力の設定があったからああなったのか銃火器魔法少女という最高にクールなアイデアを実現するために辻褄を合わせたのかわかりませんが、「あすか」では要らぬ心配です。軍の特殊部隊なのでw  「まどマギ」がウケたからアンチ魔法少女で二匹目のドジョウを狙おう、の時代は終わって、魔法少女の新しい時代が始まったと捉えるべきでしょう。