ケガをした飼い主・九吉のために、参宮犬として江戸からはるばるお札をもらいにお伊勢様へと旅立った忠犬ハチ。そういう犬を「参宮犬」と呼んで、人々は大事にしたものです。時は江戸時代。一生にいちどはお伊勢参りをしたいものだと庶民の誰もが思っていましたが、おいそれと旅立てるものではなく、そこで主人公のかわりに飼い犬にお伊勢参りが託されたのです。道中、様々な人々に助けられたり助けたりしながら、なんとか伊勢へ…と思いきや。なかなか伊勢にたどり着けません。そうだ、犬なんだからにおいをたどってと思ったけど、伊勢のにおいってどんなのかわからない…。参宮犬ハチのハラハラドキドキ、痛快人情すがり旅!
ケガをした飼い主・九吉のために、参宮犬として江戸からはるばるお札をもらいにお伊勢様へと旅立った忠犬ハチ。そういう犬を「参宮犬」と呼んで、人々は大事にしたものです。時は江戸時代。一生にいちどはお伊勢参りをしたいものだと庶民の誰もが思っていましたが、おいそれと旅立てるものではなく、そこで主人公のかわりに飼い犬にお伊勢参りが託されたのです。道中、様々な人々に助けられたり助けたりしながら、なんとか伊勢へ…と思いきや。なかなか伊勢にたどり着けません。そうだ、犬なんだからにおいをたどってと思ったけど、伊勢のにおいってどんなのかわからない…。参宮犬ハチのハラハラドキドキ、痛快人情すがり旅!
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宮部みゆきの大人気怪奇小説が、皇なつきの手によって漫画化!背筋も凍る江戸の怪異譚と、美麗なビジュアルとの怖ろしくも艶やかなハーモニー。「梅の雨降る」「女の首」ほか、全五編を収録。
いじめ、格差、マウンティング…女同士の軋轢はいつの時代も変わらない。将軍の命を狙うため大奥に送り込まれた女は将軍の寵愛を受けたことにより、陰湿な嫌がらせの標的になり…。道具として扱われた女の悲劇ほか、権力を狙う色仕掛け女狐とカマトト女狸の戦い等、3話を収録。江戸城の奥、ドロドロとした愛憎と陰謀に満ちあふれた、秘められた苑で繰り広げられる残酷絢爛絵巻。
16歳の処女正妻の初夜を、夫の愛人が監視!? 世継ぎを産むため、媚薬を使って乱れる幼妻! 8代将軍の妻、日野富子の壮絶人生を描く!(大奥子種バトル~正妻VS.愛人~) 明治10年、生まれ故郷を追われ外人専門の娼婦となったお栄。ロシア貴族との愛欲の日々が、彼女を美しく磨き上げる!!(らしゃめんお栄) 7歳で親に置屋に売られ、遊女となったお倉。成り上がるため必死に客を取る中、優しいだけのダメ男と出会い、惹かれていくが……!?(ヨコハマお倉) 「ぐずぐずしないで足を開け!」夫に性病を移され、辱めのような治療を受けた吟子は、日本初の女医を目指す!(吟子―日本初の女医―)
江戸の野良犬ハチは犬好きの九吉に拾われてご飯を与えられ、次第に人の言葉と暮らしのルールを理解するようになる。あるとき九吉が仕事で足の骨を折ると、なんとハチは九吉の友人のところからお伊勢参りの札を持ってきて足にスリスリ…。その姿に心を打たれた友人が、「参宮犬(※お伊勢参りする犬のこと)」の手配をしてやり、ハチは人間と共にお伊勢を目指すことに。 「参宮犬(おかげ犬)」の存在を知らなかったのでこのテーマにはさ驚きました。すごく面白い! 正直、初めは犬に行かせるとかあまりにも現実離れしててらちょっと胡散臭いな…と思ったのですが、当時のお伊勢参りブームの熱狂ぶりを思えば犬にくらい行かせるかもと思い直しました。 ハチの賢くって飼い主思いなところにキュンとします。点のようなまんまるお目目が可愛くて、一巻ではまだ江戸を出れていないところがまた可愛い。頑張れハチ…!