ニューヨーク市警に勤めるケインは、同性愛者であることを隠し、一夜限りの相手を求めて夜ごとマンハッタンに繰り出していた。だが理想の青年・メルと出会い、運命の愛を見つけることに…。ゲイをテーマに愛とヒューマニズムを描く野心作!
ニューヨーク市警に勤めるケインは、同性愛者であることを隠し、一夜限りの相手を求めて夜ごとマンハッタンに繰り出していた。だが理想の青年・メルと出会い、運命の愛を見つけることに…。ゲイをテーマに愛とヒューマニズムを描く野心作!
ストリートキッズのボス、アッシュは、胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに会え…」と言い遺して息を引き取る。ベトナム戦争で、麻薬にやられて、正気を失ったままの兄が時々つぶやく「バナナフィッシュ」と同じことばを聞き、興味を抱いた。謎の言葉『バナナフィッシュ』を追うアッシュに、暗黒街の黒影が迫る…!大人気ハード・ロマン!!
1928年秋。亡き母のような歌手を目指して生まれ故郷のニューヨークへ向かうマティはその道すがら謎の青年ユージーンと出会う。ジャジャ馬なマティに振り回されながらも彼女を放っておけないユージーンだったがそんな二人に怪しい影が迫る―! 摩天楼ラブロマンス
マンバのクチコミをきっかけに知った作品です。公式のあらすじで「ゲイをテーマに愛とヒューマニズムを描く野心作」と紹介されてますが、それが一番しっくりくる文句なような気がします。全4巻とは思えないくらい濃密な内容です。2巻の作者コメントには「単行本発売後に本屋を何軒か回ったら店ごとに置かれてるジャンルがバラバラだった(サイズの問題もあったらしいですが…)」と書いてありましたが、当時でも敏感な読者はしっかり理解してただろうけど、どういう漫画なのかチンプンカンプンだった人も多かったんだろうな。今だったらそんなことなさそう…かな?改めて少女漫画の懐の深さを感じた作品でした。