あらすじ私は、彼を守る人になりたい―― その想いは、恋ではない。陽大の「親友」という言葉が、何よりもうれしかった。大切だから、守りたかった。 少年の頃、火事で両親と兄が死んで心身に深く傷を負った陽大。花乃は、その忌まわしい記憶を過去ごと封印し、花染で新しい生活を営む陽大のそばで暮らしていた。そんなある日、火事の放火犯が捕まったと連絡があり…!? 急展開の第6巻!
「花に染む」は「駅から5分」の派生作品らしいけど、両方読む必要あるのかな?どっちから読んだらいいのかな?と疑問に思っていたのですが、どっちも読んで自己解決しました。絶対に両方読んだ方がいい!そして先に「駅から5分」を読むべし!どっちも単体で楽しめる作品ではあるんだけど「駅から5分」のエピソードが「花に染む」のワンシーンとして繋がってくるので、先に読んでいた方がすんなり読める。そしてその組み込み方がまさに匠の技なので感動します。 「花に染む」がどういう物語なのか説明するのがとても難しいのですが、↓のインタビューでくらもちふさこ先生が「最後まで読んでくださって、『なんだか分からないけどよかった』とおっしゃっていただけることが、私としては一番うれしいことです」と語られていたので、無理に考察したり言葉にしなくてもいいのかもしれません。個人的にはラストで陽大が晴れ晴れとした表情をしているように感じられたのが印象に残りました。 https://tezukaosamu.net/jp/mushi/201706/special1.html