あらすじ

受胎したキラの強大な共感能力は、キラが感応した者の見る夢を実らせる…。キラはアシジンらプロジェクトへの反乱者たちと行動をともにしていた。新しいマザのお披露目の日、グリンジャに導かれた世界の死を夢みる者たちにシンクロしたキラは大洪水を引き起こす。沈みゆく世界のなかで、海へ流されたキラは地球の生への律動と同調した。そこで、キラが見たものは!?
Marginal マージナル(1)

西暦2999年、世界は静かな消滅に向かっていた。赤く汚染された海、不妊を引き起こすウイルス。人びとは生殖能力を失い、この世界はただ1人の聖母マザと、彼女の産んだ数万の息子たちで形づくられていると信じられていた。だが、そのマザが祭礼の日に暗殺されてしまう。マザの暗殺者グリンジャと疫病神と恐れられるアシジンが「夢の子供」キラに出会うことから物語は始まる。

Marginal マージナル(2)

「夢の子供」キラは、限りなく幸福な子供を創造することに憑かれた狂気の科学者イワンによってつくりだされた。だが、不毛の地球に生まれ満ちる無数のキラたちをイワンが夢想したとき、破局がやってきたのだった。一方、この世界「マージナル」は新たな人類を地上に生みだすための、別世界から完全にコントロールされた実験都市プロジェクトであることが明らかになる。

Marginal マージナル(3)

受胎したキラの強大な共感能力は、キラが感応した者の見る夢を実らせる…。キラはアシジンらプロジェクトへの反乱者たちと行動をともにしていた。新しいマザのお披露目の日、グリンジャに導かれた世界の死を夢みる者たちにシンクロしたキラは大洪水を引き起こす。沈みゆく世界のなかで、海へ流されたキラは地球の生への律動と同調した。そこで、キラが見たものは!?