あらすじ総裁政府に無断で和平予備交渉に調印して、半年後にオーストリアとの和平条約を控えていた将軍・ナポレオン・ボナパルト。そして、パリが王党派に占領されるのを危惧する総裁・バラスからパリに乗り込んでほしいと要請されたナポレオンは、信頼する側近の将軍・アランを代理として行かせ、血を流すことなく王党派を一掃させる。その後、調印を終えてパリへ帰ったナポレオンは、外務大臣・タレイランの元へ行き……!?
池田理代子のマンガである。ナポレオンの台頭から、その死までを描く。時代考証が精密であり資料をよく読み込んでいる。史実にそくしているが、大家・池田理代子の圧倒的なストーリーテイリングでグイグイと漫画に引き込ませる。ナポレオンを主人公とするマンガの中では最高傑作であろう。歴史の勉強のためにも日本人には全員読んでいただきたい。