あらすじ自らが突撃の先頭に立ったロディでの激戦で、オーストリア軍を敗走させた最高司令官・ナポレオン・ボナパルト。そこで自己の才能と強運を自覚したナポレオンは、政治を舞台にした秘かな野望を抱き始める。そして、市民の歓喜の声を浴びながらミラノへ入城したナポレオンは、愛する妻・ジョセフィーヌを呼び寄せようとするが、若き軍人・イボリットとの浮気を楽しむ彼女はパリから離れようとせず……!?
池田理代子のマンガである。ナポレオンの台頭から、その死までを描く。時代考証が精密であり資料をよく読み込んでいる。史実にそくしているが、大家・池田理代子の圧倒的なストーリーテイリングでグイグイと漫画に引き込ませる。ナポレオンを主人公とするマンガの中では最高傑作であろう。歴史の勉強のためにも日本人には全員読んでいただきたい。