あらすじ王党派のカドゥーダルが計画していたナポレオン・ボナパルト暗殺が発覚して、世論はナポレオンをフランス共和国の皇帝にしようと盛り上がっていく。そんな時、新聞記者・ベルナールの元に、ナポレオンの側近だった将軍・アランが訪ねてくる。そしてアランは、ナポレオンが正式に皇帝の称号を受諾する前に暗殺するという計画を打ち明けて……!?
池田理代子のマンガである。ナポレオンの台頭から、その死までを描く。時代考証が精密であり資料をよく読み込んでいる。史実にそくしているが、大家・池田理代子の圧倒的なストーリーテイリングでグイグイと漫画に引き込ませる。ナポレオンを主人公とするマンガの中では最高傑作であろう。歴史の勉強のためにも日本人には全員読んでいただきたい。