あらすじ

神威(かむい)をめぐり、結界内で戦いを始めた有洙川空汰(ありすがわそらた)と麒飼遊人(きがいゆうと)。戦いが一層激しさを増す中、封真(ふうま)が干渉不可能なはずの結界の中に侵入するという想定外の事態が起こる。一方、傷つき小鳥に介抱されていた神威は、小鳥が死んでしまう不吉な夢にうなされるのだった。
X 1巻

6年ぶりに東京に帰ってきた司狼神威(しろうかむい)。神威の幼なじみである桃生封真(ものうふうま)とその妹・小鳥(ことり)。三人が再会したそのとき、運命の扉が開かれる。果たして宿命は、神威たちをどこへ導くのか。地球最後の戦いが、いま始まろうとしていた……。CLAMPが贈る最高のサイキックバトルストーリー開幕!!

X 2巻

神威(かむい)をめぐり、結界内で戦いを始めた有洙川空汰(ありすがわそらた)と麒飼遊人(きがいゆうと)。戦いが一層激しさを増す中、封真(ふうま)が干渉不可能なはずの結界の中に侵入するという想定外の事態が起こる。一方、傷つき小鳥に介抱されていた神威は、小鳥が死んでしまう不吉な夢にうなされるのだった。

X 3巻

【神剣】を封じた刀隠神社の神主をしていた封真と小鳥の父親は、神威と封真に謎の言葉を残し殺されてしまった。東京に帰ってきたその日から、身の回りをとりまくすべてが変わっていく神威。空汰(そらた)から地球の命運が自分にかかっているという事実を聞き、重い運命に目を背けようとする神威の前に現れたのは、とある意外な人物だった。

X 4巻

神威が小鳥を殺す夢を見た封真は、父親の残した言葉を思い出し、神威と自分との関係に疑問を抱き始める。一方、空汰、嵐と合流した神威は、母親の一族にまつわる秘密を知ることに。そして、自分の存在と東京に来た理由を知るため、三人は夢見・丁(ひのと)が待つ国会議事堂の地下へと向かうのだった。

X 5巻

『天の龍』として地球を救ってほしいという丁(ひのと)に、神威はそんなことには興味はないと言い放ち、国会議事堂を去ろうとした。しかし、何者かがその場にいる者全員を幻の中にとらえ、攻撃を仕掛けてくるのだった。

X 6巻

大切な封真や小鳥を傷つけないために、なるべく自分から遠ざけていた神威だったが、近しい人の死を幾度も目の当たりにし、逃げてるだけでは守れないと悟っていた。そんな矢先、小鳥と二人でいるところを、再度『桜塚護』に襲われる。小鳥を守りながら戦う神威は、徐々に追い詰められていく……。

X 7巻

神威の叔母・真神時鼓(まがみときこ)の身体から時鼓の命と引き換えに、二本目の神剣が誕生した。悲しみに暮れる神威に、時鼓の最後の意識が、神剣を『CLAMP学園』に隠せと告げる。そして、神威の『双子星』の覚醒が近づいていた。

X 8巻

二人の神威がぶつかり、地球が壊れることを知った小鳥は、自ら心を壊してしまう。たった「ひとつ」の未来に向けてそれぞれが行動を開始していた。そんな中、中野にはられた結界の中で皇昴流(すめらぎすばる)と桜塚星史郎(さくらづかせいしろう)が再会を果たす。

X 9巻

神威が「天の龍」としての運命を選んだそのとき、もう一人の『神威』として覚醒した封真は、小鳥の命をためらいなく奪った。大切な人を二人も同時に失った神威は、自分の殻に閉じこもってしまった。一方、封真は「地の龍」として行動を開始する。

X 10巻

神威の下についに「七人の封印」全員が集結。『神剣』をCLAMP学園に安置した神威たちは、丁に会うため国会議事堂の地下へと向かう。時を同じくして東京都庁地下には「七人の御使い」が続々と参集していた。地球最後の伝説が、いま始まろうとしていた。

X 11巻

小鳥の死から三か月――。いまだ「地の龍」に大きな動きはなかった。昴流たち「天の龍」の仲間とも距離を縮め、CLAMP学園に通い新しい友人もでき、徐々に神威の心も回復していた。しかし、平穏は長くは続くことはなかった。地球の未来をかけ、東京は激動の時を迎えようとしていた。

X 12巻

池袋の結界をめぐる戦いで、激突する昴流と封真。戦いの中、昴流はなぜか封真に星史郎の姿を重ねてしまい、一瞬の隙をつかれて窮地に陥ってしまう。傷ついていく昴流をただ見ることしかできない神威は、自分の無力さに打ち震えるのだった。

X 13巻

新宿のビル群を守るため、戦闘を開始した譲刃は、颯姫が操る「ビースト」と戦闘を開始する。各所で戦いが本格化していく中、再び神威の前に封真は現れるのだった。

X 14巻

新宿での封真との戦いにより傷ついた神威は、夢の中で地の龍の夢見・牙暁(かきょう)に出会う。牙暁はなぜか神威の身を案じるようなことを語り、その目的もわからぬまま消えていった。一方、着々と東京を破壊していく封真。その姿に「地の龍」を導いた庚(かのえ)は、底知れぬ悪寒を感じるのだった。

X 15巻

地の龍の夢見・牙暁(かきょう)の夢に突如として現れた皇北斗(すめらぎほくと)。昴流の姉である彼女の口から語られる言葉とは?一方、犬鬼を失い傷ついた天の龍・譲刃は、想い人である草薙の介抱を受け、再び戦う決意を取り戻す。だが草薙は地の龍の一人。避けられぬ戦いの予兆がこだまするのであった。

X 16巻

゛もう一人の丁(ひのと)”によって二手に分断されてしまった七つの封印。神威たちのいる靖国神社では何も起こらない。その頃、レインボーブリッジに着いた昴流を宿命の相手・星史郎が待ち受けていた……!?

X 17巻

地の龍が本格的に行動を開始した。東京を破壊すべく、天の龍の裏をかき決壊の破壊を遂行していく。天の龍の道を示す夢見・丁(ひのと)も、もう一人の”丁”の支配を受け…。

X 18巻

封真により星史郎の左目を手渡される昴流。しかしそれを受け取るということは桜塚護の力を受け継ぐことになるという…。一方もう一人の『丁』の策略により銀座へと向かった火煉と蒼軌はそこで、那たくに遭遇する。