あらすじ諦めていた導具職人の夢を再び胸に抱きはじめたアルセニオ。ところが、導具作りはあまりにも驚きの副作用を生み…!? さらにキングブルは、レイの誕生日パーティを開催するといい始めて…ハッピーとサプライズだらけの13巻!
打倒魔王のはずが、ちっとも魔王を倒せない。 いや、倒す必要はなくて、ツノを奪えばよいのだけど。 魔王のもとにはたどり着けるのに。 なんか見た目は弱そうな魔王なのに。 おまけに、魔王のもとへ行くたびに、けっこう強い誰かを連れて帰っている。 早くツノを奪って、眠りについた魔女師匠を起こしてあげて! ストーリーは目的のために進んではいるけれど、せかせかとしたものではなく、ファンタジーな日常系コメディというか、月刊少年ガンガンにありそうな感じの展開。 そして、ぷるるんな肉体を持つ元男の子レイの純真さに触れたり、魔女の下僕アルセニオがなんだかかっこよく見えたり、乳に拘る魔王のツノはかわらず奪えなかったり。 ほのぼの読んでいて、ふと気づいた。 ラブコメディとあるけど、どこにラブが? もしかして、下僕と元男の子?!?! でもそうも見えなくはないような。 と思っていたら、元男の子レイの自称婚約者の男も現れて?! 穏やかになってきたと思ったら、斜め上へ進む展開に目が離せない!