あらすじベティはほうきに乗る練習に、アルセニオは魔法の修業に励む中、街には魔物撲滅を掲げるイスパニア兵が溢れていた。その中にはアルセニオのかつての親友・サウロの姿も…。イスパニア兵から魔王のツノを守るべく、魔王城に乗り込んだアルセニオたちだが…?
打倒魔王のはずが、ちっとも魔王を倒せない。 いや、倒す必要はなくて、ツノを奪えばよいのだけど。 魔王のもとにはたどり着けるのに。 なんか見た目は弱そうな魔王なのに。 おまけに、魔王のもとへ行くたびに、けっこう強い誰かを連れて帰っている。 早くツノを奪って、眠りについた魔女師匠を起こしてあげて! ストーリーは目的のために進んではいるけれど、せかせかとしたものではなく、ファンタジーな日常系コメディというか、月刊少年ガンガンにありそうな感じの展開。 そして、ぷるるんな肉体を持つ元男の子レイの純真さに触れたり、魔女の下僕アルセニオがなんだかかっこよく見えたり、乳に拘る魔王のツノはかわらず奪えなかったり。 ほのぼの読んでいて、ふと気づいた。 ラブコメディとあるけど、どこにラブが? もしかして、下僕と元男の子?!?! でもそうも見えなくはないような。 と思っていたら、元男の子レイの自称婚約者の男も現れて?! 穏やかになってきたと思ったら、斜め上へ進む展開に目が離せない!