あらすじ

大学で言語学を専攻している二人の学生は、夏休みを利用して、「神様」という言葉は、「髪様」から出たものである、という確かな証拠を見つけようと、日本のチベットと呼ばれる北上川上流の村を調査しに出かけた。鉄道がなくなってしまったので、途中からは歩きだ。10日ばかり歩いたところに、神武以来、同じ生活をしている村があると言う。※この作品は、「水木しげる貸本モダンホラー(4)」(太田出版)と同じ内容です。
水木しげる貸本ホラー傑作選(1) 草

ある時、僕は「出社するに及ばず」という会社からの通知を受け取った。出勤せずに給料をもらえるのかと思いきや、どうやら僕は首になったらしい。一緒に首になっていた栄太郎先輩と僕は、期せずして意気投合した。栄太郎先輩の提案で、僕達は金持ちになるため、ヤマタノオロチの宝を探す旅に出た…水木しげる、幻の初期作品復刻!!※この作品は、「水木しげる貸本モダンホラー(1)」(太田出版)と同じ内容です。

水木しげる貸本ホラー傑作選(2) 水晶球の世界

私の勤めていた大学の近くに、大きな古いはくせい屋があった。はくせい屋の主人が後生大事に持っている水晶球を、ある時、奥さんが売ろうとするので、主人は僕のところに預けに来た。その不思議な水晶球は、覗き込むと別の世界の景色が見えた。光の角度によって、一日一分位の時もあるし、二~三時間見えることもある。※この作品は、「水木しげる貸本モダンホラー(2)」(太田出版)と同じ内容です。

水木しげる貸本ホラー傑作選(3) 安い家

三千円で三間の超格安物件。しかし、その家を借りるには、「親類がいないこと」という謎の条件が付いていた。なにしろ、明日までに出るようにとおいたてられている。十万円の権利金と、三千円の家賃を払い、早速引っ越してみる。入ってみると、とてもいい家だった。やっとこれで人並みの生活ができると思っていた貧乏漫画家だったが…!?※この作品は、「水木しげる貸本モダンホラー(3)」(太田出版)と同じ内容です。

水木しげる貸本ホラー傑作選(4) 永仁の壷

大学で言語学を専攻している二人の学生は、夏休みを利用して、「神様」という言葉は、「髪様」から出たものである、という確かな証拠を見つけようと、日本のチベットと呼ばれる北上川上流の村を調査しに出かけた。鉄道がなくなってしまったので、途中からは歩きだ。10日ばかり歩いたところに、神武以来、同じ生活をしている村があると言う。※この作品は、「水木しげる貸本モダンホラー(4)」(太田出版)と同じ内容です。

水木しげる貸本ホラー傑作選(5) ねずみ町三番地

僕は生まれつきものずきだった。そのものずきであったばっかりにこんな姿になろうとは…僕にだって信じられない。ホント。僕はあてもなく散歩するのが大好きだった。この先の道は「行かずの道」と呼ばれ、土地が人を食べると言われていると聞かされた。そんな話を聞くと、ますます行きたくなって、僕は前人未踏の地に降りたのだが…!?※この作品は、「水木しげる貸本モダンホラー(5)」(太田出版)と同じ内容です。

水木しげる貸本ホラー傑作選(6) 太郎岩

村の伝説によると、浦島太郎は太郎岩から出発したと言われている。太郎岩の周りには、しめなわが張られ、付近をうろつくことはタブーとされていた。僕と彼女は、村人に止められたが、海底の鳥居を見に行こうと太郎岩の下の海に潜り、彼女は真珠のネックレスを発見した。先に東京へ戻った彼女の前に不思議な女の子が現れて…!?※この作品は、「水木しげる貸本モダンホラー(6)」(太田出版)と同じ内容です。