あらすじ天王寺戦で怪我を負った火ノ丸は一時離脱。途中合流に希望をかけ、ある医師の元へ向かう。インターハイ団体戦が始まったダチ高は初戦で国宝・大典太擁する金沢北高と激突!! 先鋒・二陣を務める小関と佑真の勝敗は…!?
スポーツ、特にスポ根系の漫画って食指が動かなかったのですが、これは面白かった~。 なんとなく噂には聞いていた作品でしたが、予想以上に良かった。 低身長でも、横綱を目指す高校生・潮火ノ丸が主人公の話。 特に階級がない相撲の世界では体格がものをいうのだから、その道はどれだけ無謀で険しいかがわかります。 また最初は弱小高校から部員をあつめ仲間とともに優勝を目指す・・・といった、これもジャンプ三原則「努力」「友情」「勝利」に完全にのっとった王道ど真ん中。 でも、既視感が薄く、それ以上に相撲という競技そのものに興味がわいてくるから作者の底力に感服します。 国技であり、スポーツというよりも武芸的な意味合いもあるのでしょうが、主人公の相撲という競技に対する姿勢が美しいのも特徴。 可愛いヒロインがいるとかもないし、ふんどし一枚の純然たる男臭い漫画で、とにかく格好良くて熱くなります。 燃える漫画を読みたい方はぜひ、これをおすすめします。