あらすじ

インターハイ2回戦を激戦の末に制した上南(じょうなん)。成瀬(なるせ)は大会で出会った広島のフェリシア女学院バスケ部小泉智美(こいずみともみ)と想いを通わせてゆく。一方澤村(さわむら)は応援に駆けつけてくれた渋谷の仲間達と祝杯を挙げるが最悪の展開に…。親に捨てられた13歳の澤村の過去を描く番外編「マージービートを聴きながら」を所収。
Harlem Beat(1)

小学校はリトルリーグの万年補欠。中学ではサッカー部でやっぱ補欠。大会はいつも応援席で、試合の主役に拍手を送る役だった。上南高へ入学した俺、成瀬徹が入ったのは今はやりのバスケ部。かっこいいシューズも買ったし、今度こそ、と気合いを入れて臨んだ初日の練習で大失態。でもそこで、先輩のものすごいプレ-を目にした俺は……。ストリートバスケの世界に飛び込んだ徹を待ち受ける運命がいきなり動き出す第1巻!

Harlem Beat(2)

徹達はFM原宿主催の3on3大会に出場することに。とはいえ、そこはまだバスケを始めて2週間しかたっていない素人。猛練習が始まる。ひとり街中で練習する徹。目覚めた徹は少しずつ、しかし着実に技術を身につけてゆく。そんなある日、渋谷でNo.1の3on3チーム、あの「スリーメン」が徹の目の前に現れる。圧倒的な実力差を見せつけられる徹だが……。大会は目前。新たな登場人物も加わって、ますます盛り上がるヒットシリーズ第2巻!

Harlem Beat(3)

ストリートバスケの大会で決勝トーナメントへ進出した徹のチーム「SCRATCH」は、1回戦でいきなり渋谷No.1の3on3チーム「スリーメン」とぶつかる事に。優勝候補との対戦に緊張しながらも順調な滑り出しを見せるチーム「SCRATCH」。だがやがて「スリーメン」はその真の実力を見せ始める。新メンバー、サワムラの加入で挽回をはかる徹達に伝説のチーム「スリーメン」は圧倒的な力で襲いかかる!

Harlem Beat(4)

ストーリートバスケ3on3大会で優勝候補を倒した成瀬徹(なるせとおる)とチームSCRATCH(スクラッチ)。二回戦の相手はなんと女子チーム「マーメイド」。「女の色気」を武器に徹たちのチームを翻弄、SCRATCHは土壇場に追い詰められる!一方、SCRATCHの救世主澤村(さわむら)はほかのチームからの引き抜きにあっていた!窮地に陥ったSCRATCHの運命は?大人気バスケ漫画の金字塔!

Harlem Beat(5)

ストリートバスケ3on3大会で準決勝へ進出した徹(とおる)のチームSCRATCH(スクラッチ)が対戦するのは謎のチーム「ICE-PICKS」(アイスピックス)。試合前に澤村(さわむら)を引き抜こうとしたり、武蔵丸(むさしまる)達中学生チームをラフプレーで負傷させたりのヤバい連中だ。しかも対戦が始まると彼らは超絶的なテクニックをも持ち合わせていた。熱戦の中、かろうじて追いつきかけた徹たちの前に、今度は真のリーダー、JOKER(ジョーカー)が現れ、徹たちを絶望の底に突き落とす!

Harlem Beat(6)

関東大会予選に敗退した上南(じょうなん)高校バスケ部は休む間もなくインターハイ予選へ。なんと徹(とおる)はベンチ入りを果たす。万年補欠の自分がベンチ入りできたことに喜びを隠せない徹。だが、フルサイズのコートには徹が予想もしなかった秘密が隠されていた!さらに、徹の前に突如現れた美人マネージャー、希理子(きりこ)が徹を翻弄する。そしてついに初陣を迎える徹。インターハイ予選はどうなる!?

Harlem Beat(7)

澤村(さわむら)が編入した上南(じょうなん)バスケ部は息のあったプレーでインターハイ予選3回戦を突破。一方、希理子(きりこ)の兄、ひろみから無敵のレイアップ「ハイループ」を教わった徹(とおる)にいよいよ出番が。予選4回戦等々力工業(とどろきこうぎょう)戦、リードを許した上南の必死の追撃が始まった。決まるのか、徹の「ハイループ」!!

Harlem Beat(8)

上南(じょうなん)高校バスケ部の要、桜井(さくらい)主将。桜井を止める秘策、Z・P・D(ゾ-ンプレスディフェンス)をひっさげて臨んだ等々力工業(とどろきこうぎょう)を澤村(さわむら)、成瀬(なるせ)コンビのストリートバスケで粉砕した上南だったが、全国区の強豪、四谷鵜の原(よつやうのはら)商業には桜井に対する秘策があった。ついに激突する両雄、勝てば決勝リーグだ!

Harlem Beat(9)

勝てば決勝リーグへの切符が手に入るインターハイ都予選Bリーグ決勝、都立上南(じょうなん)対四谷鵜の原(よつやうのはら)商業戦、大きくリードして後半を迎えた上南。だが後半、状況は一変する。「これが……マッチアップ・ゾーン・ディフェンス……!!」四谷鵜の原(よつやうのはら)が隠し持っていた桜井(さくらい)封じの秘密兵器がついにその姿をあらわした!果たして試合の行方は?

Harlem Beat(10)

ついにインターハイ出場へ王手をかけた都立上南(じょうなん)高校。4チーム総当たりの決勝リーグに臨んだ。上位2チームに入ればインターハイ出場が決まる。上南はインハイへ行けるのか……!?一方テストも終わり練習もOFFのある日、浩介(こうすけ)と澤村(さわむら)は渋谷の街でナンパ合戦を始めた。プレーボーイの澤村はあっという間に女子高生3人組をGETするが……!?番外編「楠田みずき16才の青春」も所収。

Harlem Beat(11)

インターハイ出場を決めた都立上南(じょうなん)高校バスケ部は直前合宿に入った。成瀬(なるせ)の課題はレイアップ以外のシュートの確率の低さ。弱点克服のため、桜井(さくらい)は驚くべきコーチ陣を招聘していた!それはスリーメンのザットとネリ。そしてシュートを成功させるための成瀬へのヒントは“BEEF”の四文字。果たして、その意味は……?そして、成瀬はインターハイに間に合うのか!?

Harlem Beat(12)

上南(じょうなん)バスケ部のメンバーはインターハイの開催される札幌へ。到着後、成瀬(なるせ)は空港で初戦の相手、沖縄代表の喜屋武(きゃん)水産工業高校のメンバーとトラブルに。そして試合前日。札幌市街ど真ん中のストリートコートで、成瀬達は喜屋武水産の比嘉(ひが)らとダンク勝負をすることに。強豪校のメンバー達もギャラリーに集まってきて……。いよいよ始まるインターハイ。

Harlem Beat(13)

ついに始まったインターハイ、都立上南(じょうなん)対沖縄喜屋武(きゃん)水産戦。比嘉(ひが)の連続ダンクでリズムに乗った喜屋武は上南をみるみる引き離すが上南は成瀬(なるせ)と澤村(さわむら)を投入、徐々にペースを取り戻してゆく。しかし息もつけないシーソーゲームは再び喜屋武ペースに。観客をも味方に付けてしまった喜屋武との差はさらに開いてゆく。上南に逆転する術はあるのか!?

Harlem Beat(14)

インターハイ初戦、沖縄喜屋武(きゃん)水産に大逆転勝利を収めた都立上南(じょうなん)バスケ部。会場を後にするとき、次の対戦相手、南郷大(なんごうだい)付属筑波学園と鉢合わせした成瀬(なるせ)達。実は上南のマネージャー今川(いまがわ)は昨年の南郷大付属戦で膝をつぶされていたのだった。因縁の残る対戦を明日に控えつつ上南の面々は札幌の夜を過ごすのだが……。

Harlem Beat(15)

インターハイ第2戦。対戦相手は全国からバスケエリートを集めた強豪、南郷(なんごう)大筑波。上南(じょうなん)が昨年このチームに関東大会で惨敗し、今川(いまがわ)の膝をつぶされた因縁のチーム。徹底したデータ分析と管理された試合運びで優勝候補とされている彼らとの対戦を前に、澤村(さわむら)がチームを離脱してしまった。どうする、上南!?

Harlem Beat(16)

筑波(つくば)戦前半の残り時間も僅か。追いかける上南(じょうなん)は桜井(さくらい)のシュートが決まり、同点で前半を折り返す。しかし筑波の三上(みかみ)との交錯で桜井は足を負傷する。しかも筑波のコーチに負傷していることを見抜かれ、桜井は徹底的にマークされる。一方、上南の澤村(さわむら)も会場を目指して先を急ぐ。間に合うのか!?

Harlem Beat(17)

インターハイ2回戦を激戦の末に制した上南(じょうなん)。成瀬(なるせ)は大会で出会った広島のフェリシア女学院バスケ部小泉智美(こいずみともみ)と想いを通わせてゆく。一方澤村(さわむら)は応援に駆けつけてくれた渋谷の仲間達と祝杯を挙げるが最悪の展開に…。親に捨てられた13歳の澤村の過去を描く番外編「マージービートを聴きながら」を所収。

Harlem Beat(18)

無名の都立上南(じょうなん)高校バスケット部はインターハイ3回戦まで駒を進めた。徐々に注目が集まりつつある中、メンバーにも自信が芽生え始めたが、成瀬(なるせ)達は高校最強といわれる金沢北(かなざわきた)工業高校の試合を観戦、その実力の前に衝撃を受ける。そして大黒柱の桜井を負傷休場で欠いた状況で対横浜国際(よこはまこくさい)商業戦が始まった……。

Harlem Beat(19)

3回戦を突破した夜、気持ちが高ぶる成瀬(なるせ)は体育館でひとり練習を繰り返す。同じ1年生ながら記録ずくめの全国大会デビューを果たした金北(かなきた)の天海佐助(あまみさすけ)が頭から離れない。やがて体育館には桜井(さくらい)、澤村(さわむら)、小林(こばやし)、馬呉(うまくれ)ら上南(じょうなん)メンバーが集まってきて……。そしてついに迎えたインターハイ大会4日目男女準々決勝当日。行くぞ、上南!

Harlem Beat(20)

インターハイ男子準々決勝、上南(じょうなん)対金北(かなきた)がついに始まった。序盤、激しい先制点の奪い合いに。めまぐるしい展開から決まったかに見えた成瀬(なるせ)のエアーが金北の天海(あまみ)に墜とされる。多彩な金北の攻撃の前に上南は為す術無く点差を離されてゆく……。反撃の望みはあるのか!?

Harlem Beat(21)

インターハイ男子準々決勝も前半残り5分。上南(じょうなん)は金北(かなきた)を猛然と追い上げ、一時20ポイント近く離されていたがその差は1ケタ台に迫る。今や完全に上南のペースに。だが金北はここで「秘密兵器」遊佐任三郎(ゆさにんざぶろう)を投入、形勢は逆転する。次第に離されてゆく上南に反撃のチャンスはあるのか!?

Harlem Beat(22)

全国No.1の金沢北(かなざわきた)を無名校ながらもぎりぎりまで追いつめた都立上南(じょうなん)もついに敗戦。札幌で過ごす最後の夜を楽しむ成瀬(なるせ)はみんなと離れ、偶然札幌の街中で再会した広島の小泉(こいずみ)さんと二人きりで公園へ……。二人の間に何か起きるのか!?そして、桜井(さくらい)と楠田(くすだ)さんの恋の行方は!?

Harlem Beat(23)

2学期が始まり、インターハイで全国ベスト16に進出した上南(じょうなん)バスケ部は全校注目の的に。そして主力の3年が抜け、新キャプテンに小林(こばやし)が選ばれ、新体制がスタートした。練習には見学者が黒山の人だかり。弱小チームが脚光を浴びる存在に。だが、リーダーシップに悩む小林とメンバーの間に確執が生まれ、ついに小林はチームを去ってしまう。このままチームは分裂してしまうのか……。

Harlem Beat(24)

ウィンターカップを控え、練習も次第に厳しくなる上南(じょうなん)高校バスケット部。渋谷でのストリートバスケにも熱が入る成瀬(なるせ)達。そこへ、東京のストバスのメッカと呼ばれる秋葉原からチーム「MAVERICKS」(マーベリックス)が殴り込んできた。渋谷vs.秋葉原、トップチーム同士のプライドを賭けたゲームが今幕を開ける!!しかもロープで相手と腕をつないだまま戦う危険な「ロープマッチ」で決着をつけることに。勝敗の行方は?

Harlem Beat(25)

“J”(ジェイ)を名乗る謎の集団。秋葉原から渋谷へ乗り込んできた“J”はスリーメンズフープを乗っ取ろうと挑んできた。3on3ゲームで受けて立つ成瀬(なるせ)達。だが激しいラフプレイの猛威の前に次々と倒れてゆく。かろうじて“J”を撃退した成瀬達に、「サワムラマサヒロは我ら“J”の支配下に下った」と言い残して去っていった“J”。彼らの目的とは?そして澤村(サワムラ)の行方は?

Harlem Beat(26)

全ては一攫千金の大儲けを狙いアンダーグラウンドの賭け3on3大会を仕掛ける“J”(ジェイ)の思惑だった!退部届を出して裏バスケの世界へと向かう澤村(さわむら)を翻意させようと成瀬(なるせ)とチームSCRATCH(スクラッチ)のメンバーは裏バスケ大会に出場する。だが、変則マッチ「3on2」で成瀬達の前に立ちはだかったのは誰あろう、澤村その人だった!

Harlem Beat(27)

高校バスケ冬の全国大会ウィンターズカップが始まる。四谷鵜の原商(よつやうのはらしょう)、南郷大筑波(なんごうだいつくば)、金沢北(かなざわきた)など、インターハイで激突した強豪校が軒並み顔を揃える。残念ながら予選で鵜の原に負け、本大会の運営スタッフに回った成瀬(なるせ)は、広島からやってきた大切な人、小泉(こいずみ)さんと東京で再会を果たすのだが……。

Harlem Beat(28)

クリスマスイブの東京体育館。高校バスケの全国大会ウインターカップ最終日。男子、女子ともに決勝戦が行われる。女子は小泉智美(こいずみともみ)の広島フェリシアvs.女王緑川(みどりかわ)率いる愛知の清女(せいじょ)、男子は王者金北(かなきた)vs.南郷大筑波(なんごうだいつくば)が激突。果たして栄冠をつかむのは……。

Harlem Beat(29)

些細なすれ違いから、新主将小林(こばやし)と澤村(さわむら)の間に亀裂が走る。上南(じょうなん)バスケット部に危機が訪れた。関係改善に奔走する成瀬(なるせ)。だが宿敵、四谷鵜の原(よつやうのはら)との試合は間もなく始まってしまう!!果たして上南バスケ部はこの危機を乗り越えることができるのか!?大人気バスケ漫画、感動の最終巻!