掲載誌情報週刊少年チャンピオン秋田書店2024/12/12きみは四葉のクローバー/魔界の主役は我々だ!/魔入りました!入間くん/吸血鬼すぐ死ぬ/SHY/WORST外伝 グリコ/木曜日のフルット/桃源暗鬼/刃牙らへん/ヤンキーJKクズハナちゃん/漫画 ゆうえんち -バキ外伝-/ナインピークス NINE PEAKS/あっぱれ! 浦安鉄筋家族/灰色の陰陽師/MOGAKU/開田さんの怪談/ルパン三世 異世界の姫君/乱破~ヤンキー忍風帖~/怒業の蒼/まりも兄弟の茶飯事/超・子猫ま゙~ちゃん/彼女たちは穴をうめたい/しらないこと研究会【電子特別版】/ダヴルの王冠/学園アイドルマスター GOLD RUSH/
作品情報著者渡辺航arrow_forward_ios巻数92巻arrow_forward_iosカテゴリ少年マンガarrow_forward_ios出版社秋田書店arrow_forward_iosレーベル週刊少年チャンピオンarrow_forward_ios掲載誌週刊少年チャンピオンarrow_forward_ios年代2000年代arrow_forward_ios刊行期間2012/01/10~2024/11/08ジャンルスポーツアクション・バトル学園タグ自転車パチスロ化舞台化千葉2000万部突破略称弱ペダスピンオフ弱虫ペダル SPARE BIKEもっとみる登場人物登場人物・キャラクター(30)
個人的仮説として、この世のスポーツ漫画は大きく4つに分類できるとする。 ①ビジュつよつよ型 ②必殺技「なにィッ!」型 ③精神性特化型 ④設定展開運転型 仮に例をあげると、①:『スラムダンク』『黒子のバスケ』②:『キャプテン翼』『テニスの王子様』④:『ブルーロック』で、弱虫ペダルは③にあたると考えています。(※異論他論認めます。個人的な見解です) ほかの分類は他で述べるとして、何をもって〈精神性特化型〉と言うかですが、基本的に弱虫ペダルの根幹はキャラクターの『気持ち』が非常に重要な鍵となっていると感じます。 日本であまり馴染みがなかったこのサイクルロードレースという分野をここまで認知度をあげ、経済的にも大きく影響を与え、ロードバイクの売上に寄与できたのか。何故ガチ沼した当時、私に20万以上もするデローザのロードバイクを買わせしめたのか。 全てはレース中の精神性、個々のキャラクターの精神状態、心理描写の熱さ、個々の気合、何を持って〈勝ちたい〉のか。それぞれの強い想いの描写が作品パワーを感じさせる重要な一因となっていると感じます。弱虫ペダルファンに聞くと面白いのが、他の漫画よりも最初にビジュ的に好きかも?と思ったキャラから、読んでからガチハマりするキャラが違うこと。 だいたい誰か、何かシンパシーを感じるキャラがいて、入り口とは違う沼に浸ることになることが多いです。 自転車漫画でありながら、レースの終盤や盛り上がり場面はテクニックとかよりも〈どれだけ勝ちたいと、どんな気持ちで思っていて、どういう精神状態で今臨んでいるか〉がかなり強く出ている印象で、やーもうやっぱり最後は気持ちですよ!!という気がします。スポーツ漫画というより気持ち漫画というか、精神漫画というか。 なので、スポーツ漫画や自転車に興味がなくても、人間で心を持っている方にはおすすめできる漫画だと思います。どのキャラが好きになるかでその人のなんとなく性格とか大事なものがわかる気がしますね。それがこの漫画の真骨頂であり、これだけ幅広い層に受け入れられた理由ではないでしょうか。 ちなみに私は手嶋純太の「フトン最高」が大好きですし、御堂筋くんを敬愛して止みません。結晶や。 ペダルの熱さにあてられて長くなりましたが、心を持っている方、熱くしたい方、わたしってこころあったかしら?とこの頃忘れてしまった方にもおすすめです。ぜひ心のありかを確認してください。