時は大正。稀なる才を持つ画家とその妻、そして弟子との緊密な三角関係の行方とは――。画家と弟子、娘と父親、兄と妹、幼馴染同士……多彩な愛の風景を収めた作品集。
いつか人間を化かしてみたいと夢見る、豆狸の女の子・まめだ。少女に化けて大都会・大阪に繰り出し、黒髪の美女を化かそうとするが一目で見破られてしまう……! 落ち込むまめだに容赦なく「里に帰れ」と言い放った美女は、自分を「落語家」だと名乗り……? 笑うかどには、たぬきたる。読むと笑顔になる大正落語ファンタジー、ここに開演!
安彦良和、最後の新連載!! 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが、作家生命を懸けて最後に挑む巨編! 今から100年前、大正の日本が選んだ「シベリア出兵」という道の中、ロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽。戦争のど真ん中を熱く生き抜いた男達の生き様を描く!
長野香子初の作品集。恋愛を題材にしている。表題作の「冬の熱」は画家とその嫁、そして弟子の話で、落ち目と言われている画家の男が再び良い絵をかけるようになるために嫁と弟子が画家の業を身を切りながら受け止める。そんな愛の形。 そういうちょっと歪だったりすれ違っていたりする愛にまつわる話が多い。短いストーリーで単行本を結構出して行っているが、最近ハルタに掲載されている読み切りとかも面白いので、これからが楽しみな漫画家さんの1人。