あらすじ同居を始めて数ヶ月、職場での出来事を報告しあったり、休日に一緒に出かけたり、二人の生活は穏やかに続く。でも、心の内が同じとは限らない。自分たちの関係に説明がつかず、悩みを燻らせる有田。一方の武田は屈託のない日々を過ごしていたが、幼馴染である比奈子の言葉で思いがけないことに気づく――。友人とも、恋人とも、家族とも違う少し変わった同居譚、待望の第2巻!
家族?かなと思ったら、冒頭で違うと書かれていた。 友達なんだけど、一般的に想像される友達ではない。 恋人でもない。 一緒にいて居心地がいい人。 それは一体何なんだろう。 じゃあやっぱり友達かな。 でも、それなりの年齢で、共通点は同級生で、それでルームシェアなんて、一般的な友達の枠からズレていて、それを説明するのが面倒。 わかるようで説明が難しい武田くんと有田くんの不思議な関係性。 それから、籍を入れていないけど、子連れ女性と同棲している店長。 けじめを付けるところは付けろと妹を介して伝えてくる老いた親。 話だけ聞いていて、板挟みの姪。 姪にも悩みがあって。 友達に彼氏ができたら友達として遊べなくなるの? 嫌だとは言えないの? 武田くんと有田くんの何気ない日常に加えて、うまくいっているのに、世間の常識に合わせて語ろうとすると、機微がうまくいえない関係がつらつらと紡がれている。 落ちついた関係性に穏やかな気持になりつつ、ちょっと考えさせられる漫画。