あらすじ死なないから生きてるだけだった。なんとなく昼から夜の世界に移り住み、私の名前は「べる」になった。でも、結局何も変わらない。煌びやかなネオンも増えていくお金も 瞬きひとつの感動でしかなかった。そこに彼が現れた。私にはない夢を語り、私の知らない世界を見せてくれた彼。彼のために私のハロウィンが始まる。
最初は「絵が可愛い〜」と思って読み始めたのですが、 様々な形で承認欲求を持った人達が織り成す物語はドロっとしており、 そのギャップがまた良いなと思います。 私は被写体をしたり、コンセプトカフェでも働いていて、 登場人物ととても近い環境にいるので共感できることもめちゃくちゃありました。 現代はSNSは普及して、コスプレやコンセプトカフェもどんどん活発な界隈になっているため、 承認欲求のモンスターもどんどん増えていると思います。 あまりそのような界隈に縁がない人にも、現代の女の子の闇の一つを覗く感覚で一度読んでみてほしいです。