あらすじ一度その味を知ってしまえば二度と忘れられない。それは何もなかった私にとってあまりにもまぶしかった。称賛、歓声、その視線。芽生え始めた承認欲求を満たすため「かわいい」彼女は更なる一歩を踏み出す。嘘をつき、その嘘を隠すためにまた嘘をつく。破綻の日が近づこうとも彼女はもはや止まれない。『東京深夜少女』、最悪への分岐点。
最初は「絵が可愛い〜」と思って読み始めたのですが、 様々な形で承認欲求を持った人達が織り成す物語はドロっとしており、 そのギャップがまた良いなと思います。 私は被写体をしたり、コンセプトカフェでも働いていて、 登場人物ととても近い環境にいるので共感できることもめちゃくちゃありました。 現代はSNSは普及して、コスプレやコンセプトカフェもどんどん活発な界隈になっているため、 承認欲求のモンスターもどんどん増えていると思います。 あまりそのような界隈に縁がない人にも、現代の女の子の闇の一つを覗く感覚で一度読んでみてほしいです。