あらすじお見合いで出会ったのは映画好きの男と映画を知らない箱入り娘。「私の趣味に合わせなくて良いですよ」という男に箱入り娘がかけた言葉は「一緒に映画を観てくれませんか?私、行ったことがないんです」どの巻から読んでも楽しめる連作短編コミック。【登場する映画】サウンド・オブ・ミュージックミッドサマー新感染 ファイナル・エクスプレス悪魔の毒々モンスター映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園スタンド・バイ・ミー
タイトル通り特別じゃない日が描かれているけれど、特別じゃないからこそ嬉しさも悲しさも照れくささも幸せも確かな体温を持って伝わってくる。 苦手がいつのまにかかけがえのないものに変わっていたり、身近な人のあたたかさを感じたり、そういう心が動く瞬間は案外日々の暮らしに転がっている。 登場する人たちも特別じゃないのがいい。 めちゃくちゃ会話が多いわけじゃないけど仲良しの老夫婦、そんな2人をニコニコ見守る孫、そのバイト先の同僚、子猫、それをハラハラしながら見ているSNSの人たち…みんな普通に生きている普通の人たち。 何かと生きづらい今日この頃だけど、優しさや幸せだってじゅうぶんに感じられるもんだなあ。 優しくなりたいときにぜひ読んでほしい。