あらすじ6歳の娘をもつシングルマザーは、仕事が忙しくて冷凍食品に頼りがちな毎日。「一人で大変だったら実家に帰ってきたら」と親に言われるけれど、娘と2人の食卓はかけがえのない時間で…。どの巻から読んでも楽しめる連作短編コミック!<レシピ付きコミック>・シングルマザーとホットケーキ・女子高校生とお雑炊・老夫婦とやきいも・男子小学生とメンチカツ・ラーメン屋さんと煮たまご・おじいちゃんと黒豆
タイトル通り特別じゃない日が描かれているけれど、特別じゃないからこそ嬉しさも悲しさも照れくささも幸せも確かな体温を持って伝わってくる。 苦手がいつのまにかかけがえのないものに変わっていたり、身近な人のあたたかさを感じたり、そういう心が動く瞬間は案外日々の暮らしに転がっている。 登場する人たちも特別じゃないのがいい。 めちゃくちゃ会話が多いわけじゃないけど仲良しの老夫婦、そんな2人をニコニコ見守る孫、そのバイト先の同僚、子猫、それをハラハラしながら見ているSNSの人たち…みんな普通に生きている普通の人たち。 何かと生きづらい今日この頃だけど、優しさや幸せだってじゅうぶんに感じられるもんだなあ。 優しくなりたいときにぜひ読んでほしい。