漫画を描く以外何の技術も持っていない私……。そんな私でも生きて行ける道……。その道を探す為に私は放浪の旅に出る!!
「長編を描きませんか」…手塚治虫の言葉に導かれ、大阪日の丸文庫からマンガ家デビューした少年・勝見ヒロシは、松本正彦、さいとう・たかをなど同期の作家との交流を通じ切磋琢磨する中でいつしか「マンガではないマンガ」を目指し始める。手の追随ではなく、発展、継承――コマと時間のシンクロによって現代のマンガ表現に大きな影響を与えたルーツ・オブ・オルタナティブ・マンガ=劇画の勃興期を活写し国内外で絶賛された大作、前編。『まんだらけマンガ目録』(まんだらけ出版部・季刊)8号~22号(1995年3月~1998年9月)、『まんだらけZENBU』(まんだらけ出版部・季刊)1号~8号(1998年12月~2000年9月)、本書は、「劇画漂流」(青林工藝舎・2008年11月20日発行)を一部再編集したもの。
「全部 実話です(笑)」(吾妻) 突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働──『アル中病棟』に至るまで。著者自身が体験した波乱万丈の日々を、著者自身が綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション。 ・第34回日本漫画家協会賞大賞・平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞・第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞・第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門 数々の賞を受賞した名作が待望の電子書籍化! さらに、電子書籍限定特典として関連作品を収録! これはもう総てのアズマニア、だけでなく総ての現代人にとっての福音の書だと思いました。面白くて面白くて、泣く暇も震える暇もありません。[足の丸い四頭身で描かれた現代の新約聖書]て事でどうでしょうか。受難の煉獄とも言える全編を覆う、強烈な生命力が軽妙ですら有ります。──菊地成孔(ミュージシャン) ●単行本カバー裏 インタビュー『裏失踪日記』収録●【電子書籍限定特典】・『放浪日記』2006年・『失踪こぼれ話』2001年 【目次】夜を歩く/街を歩く/アル中病棟/巻末対談 吾妻ひでお×とり・みき/裏失踪日記/失踪日記 電子書籍限定特典
「王様ランキング」作者・十日草輔氏本人が、自らの挫折と再挑戦の日々を振り返り描く、エッセイマンガ。マンガ家を目指し、 がむしゃらにマンガを描いた20代。 だが、夢破れ、社会人生活を送る日々。 それから十数年後―― 諦めきれない夢に一区切りすべく、一大決心! 不安と挫折、 そして勇気と覚悟の再挑戦の日々がはじまり……。コミックスでしか読めない描き下ろしエピソードや裏話など約30Pを収録した全240P! 【担当編集より】なぜ41歳で再挑戦することを決めたのか? 必ずしも誰もが成功するとは限りませんが、成功する道もひとつではありません。作中でも作者の十日さんが触れていますが、行動し、挑戦したその経験は、どこかでなにかに繋がり、役立つことがあると思います。作者が歩んだ“再挑戦”の道のりから、マンガ家を目指す方だけではなく、何かをはじめようとしている人、仕事で悩みを持つ人たち等々……、本作品が何かのヒント・参考になりましたら幸いです。 【目次】第一話/第二話/第三話/第四話/第五話/第六話/第七話/第八話/第九話/第十話/第十一話/第十二話/最終話 【描き下ろし】はじめての商業連載
漫画家を夢見るティーンエイジャー島袋全優は、原稿とバイトに明け暮れる毎日を送っていたが、いつしかトイレに行くたび便器が血まみれスプラッター状態に。はじめは腸炎と診断されるものの入院治療でも一向に容態は回復せず……改めて検査を受けてみると実は難病特定疾患「潰瘍性大腸炎」だった!? 「取材」と称して入退院を繰り返し、片手にGペン、片手に点滴を携えたエキスパート患者の筆者が、発病した学生時代から商業デビューを果たして漫画家になってからも続く闘病生活の実体験をもとに明るく描く奇跡のギャグコミックエッセイ。GANMA!&ニコニコ漫画で絶大な支持を受ける『腸よ鼻よ』、待望の書籍化!! 読後、貴方はこう思うはず……「セカオピ、めちゃくちゃ大事」。
漫画家への道を決めた、あの運命の一年。『Gu-Guガンモ』『さすがの猿飛』『ギャラリーフェイク』の細野不二彦が初めて描いた、若き日の親友、家族、恩人、そして自分自身。1978年、東京の有名私立大学に通う、細納(サイノ)青年と仲間たち。彼らは、のちに漫画家やアニメーターとして大活躍する才能の持ち主だが、その頃はただ、マニアックな学生生活を謳歌する若者たちだった。時代は日本のサブカルチャーが勃興する70年代後半。アルコール依存症の父、障がいを持つ弟、複雑な家庭環境の中、細納青年は、悩み迷いながらも、自ら漫画家の道を歩き始める。高千穂遙氏(スタジオぬえ)推薦!! 「事実と虚構を巧みに交錯させて、人生の物語を紡ぎだす。この才能をデビューへと導くことができた。それを誇りたい。」
13歳の若さで「ちばてつや賞」を受賞し漫画家としてデビューするも、ほどなく精神科病院に入院……病院から通う学校生活、農作業に盆踊り、ボクシング部入部、デイケアで輪投げの日々、元カレの逮捕・出所・プレハブ暮らし、新しい診断、脱腸、恩師との再会……著者・道草晴子が歩んできた15年以上にわたる途方もない“人生の道草”と、再び絵筆を執るまでの涙と笑い、そして再生の記録。「トーチweb」での連載時から、漫画、文学、音楽、現代美術、音楽、医療、福祉、教育の分野でも大きな反響を呼び、多くの現役クリエーターが注目する、ノンフィクション漫画の最前線!! ★坂口恭平、佐藤龍一、曽我部恵一、高浜寛、ちばてつや、tofubeats、野中モモ、深町秋生、山田参助ら、各界の第一線から称賛の声が続々と! ・ぐっとくる…窓からの青の色すごくいい色。(坂口恭平) ・ユーモアがあってものすごく面白い。ブルースが聴こえる。(佐藤龍一) ・素晴らしい。(曽我部恵一) ・他人事と思えない。私は晴子ちゃんを応援する。(高浜寛) ・漫画描くのやめないで頑張って、偉いぞ!(ちばてつや) ・良いと感じました。(tofubeats) ・本物の才能を確信した。(野中モモ) ・これはハード&面白い!(深町秋生) ・とても“良い意味”での成長譚!(山田参助) ★世代や職業、性別を越えて“ハマる”人が続出! ・死ぬほど笑って死ぬほど泣いた(看護師 35歳) ・病院内が「LOVEマシーン」でブチ上がってるのとか、壮絶(大学生 21歳) ・道草さん、どんな社会人よりマトモだと思う(主婦 55歳) ・今まで読んだ中で一番パンクな漫画!(会社員 29歳) ・医療・福祉関係者にとって考えるべきことが沢山詰まった作品(介護士 42歳) ・ボクシング部の先生の熱血指導、何度読んでも笑う(塾講師 28歳) ・「保護就労」と「障害」の意味、もう一度考え直したくなった(精神保健福祉士 36歳) ・恩師との再会の場面、涙なしには読めない(小学校教諭 27歳) ・あ、これ、ガチな人だ……(アルバイト 28歳) ・この絵! この字! この線! 全部ヒドいのに、どうしようもなくクセになる!(会社員 43歳) ・恋人のプロフィールが衝撃的すぎる!(薬剤師 28歳) ・道草さんが今、漫画を描いていることが嬉しい(公務員 36歳) ・なんて幸せな結末だろう!(会社員 33歳) ……ほか多数!!
若くして漫画家デビューしてから連載と読切を合計100タイトルほど描いてきたけど、55歳で仕事が途絶えたことをきっかけにアパートを引き払い、家財道具も処分し、大切に保管していた原稿まで捨てて、お遍路の旅をしたことを綴られた自伝漫画です。 いくら四国とはいえども真冬のお遍路さんは超過酷ですね…!死んでも構わないからと何もかもを捨てて来たけど人との出会いに助けられて達成することが出来たと最後に述べられていましたが、家でぬくぬくと漫画を読んだだけの私もその境地に達した感覚になっていました。 出発前に「漫画家を辞めるのをやめろ!!」と何人もの漫画家仲間達から引き止められるんですがそれでも旅立つんですよね。続けようと思えば漫画に関する仕事はいくらでもあったんだと思いますが、中途半端なことはしたくないストイックな方なんですね。仲間達の似顔絵をそれぞれの作品のタッチで描かれているんですが、高橋よしひろ先生は犬でした。