あらすじ「あの世」で普通の高校生活を送るアン。かりそめの平穏のなかに生きるが、真実を求める心が芽生え始め…。子捨ての役を命じられた捨吉、その捨吉にほのかな恋情を抱く蓮華、次第に明かされていく二人の過去。「あの世」と「この世」。その原点には、幼き頃の天音と和音の記憶が。揺れ動きだしたら、もう止まらない。世界が向かうのは希望か絶望か。
50歳を超えると人は死ぬと伝えられてきた村人たち。 「あの世」だからと山を越えてはならぬの掟。 元気なのに死ななければならないって、しきたりでも逃げ出す人はいなかったのだろうか。 今の日本でも、村社会ってどうしてこうも陰鬱としてんだろうってところが似ています。 不思議な世界観といくつも謎がはりめぐらされていて、何が起こるかわからない展開にドキドキしました。 キャラクターも生き生きしてて◎ 最終的にどうなるのか全く分からないところ、期待しちゃいます。