あらすじ杏の家が焼かれ、真理の心が壊れた混乱から7年の歳月が流れた。自分たちの住む世界のことを知り、大人へと成長してゆく杏とアン。人も変わるし「この世」も変わる。平穏な日々を過ごす彼女たちが知らないことは多くある。すべては「彼」の手の内にあることも、知らない…。「この世」を捨てる。「あの世」を見なくなる。文字を知る。そして、闇夜が怖くなる。世界が動く、第4巻!!
50歳を超えると人は死ぬと伝えられてきた村人たち。 「あの世」だからと山を越えてはならぬの掟。 元気なのに死ななければならないって、しきたりでも逃げ出す人はいなかったのだろうか。 今の日本でも、村社会ってどうしてこうも陰鬱としてんだろうってところが似ています。 不思議な世界観といくつも謎がはりめぐらされていて、何が起こるかわからない展開にドキドキしました。 キャラクターも生き生きしてて◎ 最終的にどうなるのか全く分からないところ、期待しちゃいます。