あらすじもと土佐藩の有力郷士であった品川多聞を頭目として薩摩・長州・土佐・各藩の藩士、浪人合わせて百名以上の尊皇攘夷派の者が、ときに乗じて寄り集うといわれる教徒のある屋敷へ、百姓とも武士ともつかぬ男が訪れたのは文久二年のことである。男は土佐の百姓、原玄蔵と名乗った。祖父の代までは下級ながら郷士であったという。玄蔵は品川多聞に志士の仲間に加えてもらうため、京都までやってきたのだが、当たり前のように門前払いを食らう。そこに目明かしがやってきて……。(維新秘話 暗殺者より)
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ この世界観の忠義とはなんぞや家はなんぞやと思わせる内容だった。「忠臣儀右衛門」と「日陰に死す」は寝る前に読むのは向かないな ・特に好きなところは? 戦鬼が特に面白い。他の巻でも同じテーマの劇画があったと思うがこれが一番好きかな。豪胆な主人公が同僚に妬まれつつも能力によって認められていきつつ、問題を起こすが殿の温情でことなきを得る。その後の戦で殿の温情を戦場で返すという内容 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ちょっと短期間で一気に読んでいるせいか話の区別がわからなくなってきたし、執筆した年代もかなり違うのか作品によってのタッチが違いすぎてわかりにくい面もあるがやはり面白いな