あらすじツールレイクへ移動させられた日系人たちは待遇のひどさに意見するが、それを聞き入れない収容所の対応によって暴動寸前に。また、精神的にも追いつめられた日系人は日系人同士で傷つけあうようにまでなってしまう…。1944年になり、罪なき日系人を苦しめ続けた収容所はついに閉鎖されたが、財産を失っている日系人たちの苦難は続いていく…。一方、最前線に送られた朝市は生き残って終戦を迎え、父・楽市の故郷である福岡に向かう。そこで朝市は、かつて楽市の恋人だったあいの孫娘である市子と運命的な出会いをする――!
明治維新後の博多で生まれた石工職人の息子 那ノ津楽市を主人公として、アメリカへ移住した日本人の姿を書く。 一攫千金を夢見てアメリカに移民した主人公の苦難に満ちた生涯を長谷川法世の明るいタッチやユーモアでかかれているので単純に暗い話ではない。 戦前戦中戦後のアメリカに移住した日本人の立場がわかりやすく書いてあり、色々学べることもあった。 がんがらがんとは「おあいこ」の意味だった。