あらすじ日本の真珠湾攻撃によりアンの夫・ビリーが戦死したことで、楽市は親切にしてくれたロックウッド家にまで別れを告げられる。日々過激になるアメリカ人からの批判、攻撃にさらされた日系人たちは、全財産を二束三文で失い、ついには収容所へ強制収容させられることに。「アメリカへの忠誠を誓えるか?」という質問書まで出される状況のなか、朝市と幸江の夫・英治は家族を守るために、日本人と戦う兵隊に志願し、442部隊として最前線へ――!!
明治維新後の博多で生まれた石工職人の息子 那ノ津楽市を主人公として、アメリカへ移住した日本人の姿を書く。 一攫千金を夢見てアメリカに移民した主人公の苦難に満ちた生涯を長谷川法世の明るいタッチやユーモアでかかれているので単純に暗い話ではない。 戦前戦中戦後のアメリカに移住した日本人の立場がわかりやすく書いてあり、色々学べることもあった。 がんがらがんとは「おあいこ」の意味だった。