あらすじ

抗えない時代の潮流に翻弄される男たちの慟哭 おのれの宿命に決して屈せず、戦い続ける吉村貫一郎。それは本物の侍の姿であった。数多の命を奪ってきた人斬り斎藤一に予想だにしない感情が湧き上がる。戦い破れ、やがて北の地へ追われた斎藤を待っていたものは――。 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む魂の物語! 激動の第四章「斎藤一」編、完結!!
壬生義士伝(1)

義とは何か、愛とは何か──。「鬼」「人斬り」と畏れられ、新選組で一番強かったと言われた男・吉村貫一郎──。愛する者のために守銭奴と罵られ、愛する者のために人を斬り続けた武士の生涯が今、語られる…!浅田次郎&ながやす巧の両巨匠が贈る、魂を震わす新たな「新選組」伝説!!

壬生義士伝(2)

「人斬り」吉村貫一郎の素顔──新選組で一番強かったと言われた男・吉村貫一郎──。しかし隊内では「守銭奴」「出稼ぎ浪人」と罵られていた。なぜそれほどまでに銭と生に執着したのか?その答えを吉村と同期入隊した男が語り出す…。浅田次郎&ながやす巧の両巨匠が贈る、新たな「新選組」伝説!!感動の第一章、堂々完結!!

壬生義士伝(3)

受け継がれし「脱藩」の罪──家族のために国を捨て、新選組隊士となった吉村貫一郎──。その息子・嘉一郎は父の罪を一身に背負い、北の大地で過酷な試練に抗っていた…。新たな証言者によって語られる、武士の「義」、父子の「絆」とは?浅田次郎&ながやす巧の両巨匠が贈る、新たな「新選組」伝説!!哀切の第二章、堂々開演!!

壬生義士伝(4)

父が遺した「罪」と「魂」を胸に──国を捨て、家族に生きた父。その罪科を背負い、苦難の道を行く息子・嘉一郎──。打ち続く飢饉、そして迫り来る戦乱の時に、青年となった嘉一郎が示す南部武士の生き様とは──!?浅田次郎&ながやす巧の両巨匠が贈る、新たな「新選組」伝説!!哀切の第二章、堂々完結!!

壬生義士伝(5)

あの方こそ、私の「先生」でした──国を捨て、武士道にも背を向けた──。新選組随一の「人斬り」の剣が護り抜こうとしたものとは!?新たなる証言で語られる、吉村貫一郎のもうひとつの素顔……!!孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む大河時代劇 激動の第三章、ここに開幕!!

壬生義士伝(6)

そして新選組の怒濤の日々が始まった── 不穏な空気の立ち込める京の都。時代が大きく動き出そうとする中、新選組の過酷な戦いの日々が始まろうとしていた! 吉村貫一郎の生きるべき道は!? 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む幕末を生きた真の男の物語!!

壬生義士伝(7)

かつて、「池田七三郎」と名乗って新選組に加わっていた稗田利八の証言は続く――。 激動する時代の大きなうねりは、いよいよ新選組を大きな運命の渦に巻き込んでいく――! 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む幕末を生きた真の男の物語!! 激動の第三章、ここに完結!!

壬生義士伝(8)

この世に生きとし生けるもの、すべてを憎む男! 母に立てた幼き日の誓い。“最期”を前に自問自答する貫一郎――。新選組もう一人の「人斬り」、冷酷非情の男、斎藤一が震撼した吉村貫一郎の真の実力とは? 相反する二人の剣豪、ついに邂逅――!! 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む意欲作 第四章「斎藤一」編いよいよ開幕!

壬生義士伝(9)

抗えない時代の潮流に翻弄される男たちの慟哭 おのれの宿命に決して屈せず、戦い続ける吉村貫一郎。それは本物の侍の姿であった。数多の命を奪ってきた人斬り斎藤一に予想だにしない感情が湧き上がる。戦い破れ、やがて北の地へ追われた斎藤を待っていたものは――。 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む魂の物語! 激動の第四章「斎藤一」編、完結!!

壬生義士伝(10)

医師として満洲に暮らす大野千秋。愛する妻と幸せな日々を送る彼にも壮絶な過去があった。非業な最期を遂げた父との約束、死地へ赴く親友との邂逅、そして運命の人との出会いへ…。書簡に認められた彼の人生とは――。

壬生義士伝 11巻

死を覚悟した男たちが命を懸けて守り抜いた矜恃! 無二の友・吉村貫一郎を恫喝し、問答無用に切腹を命じた大野次郎右衞門。その内に秘めた真実の思いは「忠義」を全うした中間・佐助だけが知っていた――。孤高の作家ながやす巧が、浅田文学の最高峰に挑む珠玉作!

壬生義士伝 12巻

死ぬためではなく生きるために戦う―。新選組終焉の地、箱館・五稜郭。背水の陣で戦いに向かう男は、謎の若き剣士に遭遇する。青年は吉村貫一郎と瓜二つだった…。父から子へ、子から父へ、受け継がれる「士魂」とは!? 孤高の作家ながやす巧が、浅田文学を緻密に描く渾身作! 再登場「角屋」主人が吉村父子の最期を明かす第7章!!

壬生義士伝 13巻

父の、母の、家族の魂が待つふるさとへ――。 猛吹雪の中、中間・佐助の手で越後の豪農の元へ送り届けられた“貫一郎”。顔も知らぬ父と同じ名前を与えられた末子、その後の運命は…!? ながやす巧が漫画家人生を賭して描き上げた浅田文学、ついに最終章!!