あらすじ長い旅を終えた一行は、帝都ローマの深い闇の奥へ――。爆発寸前の鬱屈を抱える皇帝ネロと一触即発の緊張関係が続くプリニウス。彼が居を構えるテヴェレ川の向こう岸は、腐乱死体が転がり、酔漢と売春婦が往来する魔窟のような場所だった。夜の街を徘徊し、“粛清”を繰り返すネロ、持病に苦しむプリニウスとその好色な主治医、謎の美少女娼婦に一目惚れするエウクレス……魔都の闇に交錯する人間模様を色濃く描く、待望の第2巻!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔に一巻読んで完結したら一気に読もうと思っていたので今回まとめて読んだが最高だった。プリニウスの旅、ネロ/ポッパエア/ティゲリヌスの宮廷話どれも素晴らしかった。 ・特に好きなところは? プリニウスの旅の全て。プリニウスの言動、プリニウスを尊敬してやまないエウクレス、そしてこの男がいなかったらこのマンガの面白さがかなり減ってしまうと思うフェリクスが特に良かった。パンクラチオンの達人でこよなく風呂を愛しプリニウスに対して疑問や意見を率直に言うところやエウクレスやプリニウスのツッコミに対しての反応全ていい。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最初少しとっつきにくいところがありますが、フェリクスが登場したあたりから気にならなくなります。プリニウスやネロの描写や物語の構成は凄いという一言ですが、個人的にはフェリクスの描写が本当に良かった。