あらすじ大噴火に見舞われたものの、何とかアフリカに上陸した一行。そこで出会うもの全てに好奇心を刺激されるプリニウスの心は穏やか。当地の総督ウェスパシアヌスと旧交を温めたのち、一行はラクダに乗って砂漠を旅する。一方の帝都ローマ。皇帝ネロは倦怠の日々のなか、心は荒むばかり。「君側の奸」ティゲリヌス、王妃ポッパエア、ユダヤの宝飾商、哲人セネカ……王宮には陰謀が渦巻き、それぞれの思惑が交錯する。波瀾の予兆にみちた第六巻!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔に一巻読んで完結したら一気に読もうと思っていたので今回まとめて読んだが最高だった。プリニウスの旅、ネロ/ポッパエア/ティゲリヌスの宮廷話どれも素晴らしかった。 ・特に好きなところは? プリニウスの旅の全て。プリニウスの言動、プリニウスを尊敬してやまないエウクレス、そしてこの男がいなかったらこのマンガの面白さがかなり減ってしまうと思うフェリクスが特に良かった。パンクラチオンの達人でこよなく風呂を愛しプリニウスに対して疑問や意見を率直に言うところやエウクレスやプリニウスのツッコミに対しての反応全ていい。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最初少しとっつきにくいところがありますが、フェリクスが登場したあたりから気にならなくなります。プリニウスやネロの描写や物語の構成は凄いという一言ですが、個人的にはフェリクスの描写が本当に良かった。