あらすじ『ムショ医~女子刑務所のカルテ~』がクラウドファンディングの力により復活!完全オリジナル&続編作品として帰ってきた!!女子刑務所の非常勤医・粂川は我が子を虐待死させた受刑者・植草咲子(うえくささきこ)を診ることとなるが、度重なる彼女の不可解な行動や言動に困惑させられるばかり。一方粂川の実家では祖母が“ぎっくり腰”で倒れ、その介護をめぐり家族内の問題が表面化していく。そんななか所内では植草による暴行事件が発生。駆けつけた粂川の身に最大のピンチが迫る!!!
あなたの知らない仕事をする人たち、ともいえるようなお仕事漫画なんだけど、考えさせられてしまう。 「医者は助けることしかできない」という言葉が印象的だった。 死にたい人がいても、助けることしかできない。 逆に生きたい人がいても、助けられる範囲を超えていたら救うことができない。 ものすごくストレスが多そうだ。 刑務所の中のお医者さんの仕事は、救急と全く違うものかと思えば、そんなことはなく、人間関係がごちゃごちゃしているようだ。 救急って、そんなに色んな人が来るんだとか、刑務所の医者って、学校の保健師さんとは違うんだとか。 刑務官の人が言っていた、「親身になりすぎたら、自分が辛いだけ」が身にしみてくる。 ずっと関わるわけでもない人、理解することができない考え方や生活をしている人。 心のケアは精神科の先生を呼んでいる、肉体的なケアは医者(内科?外科?)、刑の全うを見守るのは刑務官、と分業されているのは、線引をしなければ、心がやっていけないし、体がいくつあっても足りないからかもしれない。