あらすじ

ゴー・時田は、何かに導かれるようにして入ったライブハウスで、サックス演奏をしていた神父のパパ・ルートマンと出会う。パパは教会で身寄りのない子供たちを、政府や地域の援助を受けずに育てていた。教会の置かれている立場に不安を感じたゴーは、自らリスク・マネジメントを買って出る。だが、ゴーの心配はすぐに的中してしまい……。オフィス北極星、遂に最終章!
オフィス北極星(1)
10年間勤務していた保険会社を退職し、N・Yにリスクマネージメントの会社、オフィス北極星を設立したゴー・時田。行動力があり有能なパートナーのサム、エリート美人弁護士のバーバラ、ダンサーであり占い師のシャーという3人の女性を味方につけ、アメリカに進出する日本企業のコンサルタントで、アメリカという名の訴訟社会に挑む!
オフィス北極星(2)
アメリカへの輸出率が、たった2%の缶切りで、日本の小さな町工場が訴えられた!?ゴー・時田は、この工場を助けるべく、自分が生まれ育った日本へ。シャーの占いでは、「砂嵐」というキーワードが浮かび上がった。砂と缶切りとの関係とは?莫大な損害賠償請求の訴訟の裏には何があるのか……?ゴーの鮮やかな戦術が、ユーモアたっぷりに描かれる!
オフィス北極星(3)
名門ホテル、ザ・ブロントンの総支配人であり、ゴー・時田の長年の友人でもある石上が、自らの命を絶った。ホテルの従業員が企業機密漏洩に関わったとして、ホテルが賠償請求を求められた直後に…。ゴーは、この裁判の訴えを起こした、コンピュータの天才・シャーウッドとコンタクトを取るべく、奔走する。巨額訴訟の裏に隠された、悲しい過去の物語とは…?
オフィス北極星(4)
弁護士になるため、ゴー・時田のパートナーだったサムが、オフィス北極星を去った。新しいパートナーの面接に現れたのは、キャサリンとアイリスという女性コンビ。恋人同士でベジタリアンの彼女たちは、着任早々建設最大手に対し、常識外れの提案を持ちかける!?その件は、バーバラから依頼された仕事にも絡んでいて……。2つの依頼に共通する人物は、アメリカ社交界の女王・クラヴィス。ゴーの新たな挑戦が、今、始まる!!
オフィス北極星(5)
アメリカ社交界の女王・クラヴィスからの新たな依頼は、彼女の祖父の美術コレクションに関するリスク・コンサルタントだった。50年間封印されていたコレクションの中の一枚の絵と全く同じ絵が、別の場所にもう一枚存在していて……。果たして、二枚の絵の真偽を確かめることはできるのか?コレクションの公開が迫る中、クラヴィスとその祖父の「名誉」を守るため、ゴーはある賭けに出る!!
オフィス北極星(6)
日本企業のイツワが、アメリカ国際貿易委員会から、ICチップのダンピング認定を受けてしまった。賠償金を払うことで、懲罰関税を避けようとするイツワに対し、ゴーはダンピング認定そのものを不服として訴訟を起こすべきだと主張する。だが、この裁判には、社長に返り咲こうとする前社長・山田の思惑も絡んでいて……。衝撃の判決とは?アメリカにおける日本企業のあり方が、今ここに、問われる!!
オフィス北極星(7)
アメリカの裁判で訴えて勝てない2種類の相手がいる――それは、神様と両親だ……。たった14歳の少年が、両親を相手に損害賠償の訴訟を起こした。その金額は、なんと100万ドル!しかし、日本人の父親は所在がつかめず、アメリカ人の母親は薬物依存で入院中で……。国際結婚が生み出した悲劇とは?ゴーは、離婚訴訟専門の弁護士・ボブと組み、困難を極めた訴訟に立ち向かう。
オフィス北極星(8)
バーバラの輝かしい弁護士人生に危機が訪れる!?ゴーは、バーバラから依頼され、東洋鮮魚のリスク・マネジメントを請け負うことになった。そこで「女よりもマグロを愛す」、東洋鮮魚N・Y駐在員で買い付け担当の八木と出会う。八木の力を借り、クロマグロ輸出禁止法の成立を阻止しようとするバーバラだったが、そこには大きな落とし穴があった……。バーバラを助けるために、ゴーが考え出した秘策とは?
オフィス北極星(9)
優秀なパートナーのキャサリンとアイリスが、ヘッドハンティングされた!そんなとき、ゴーは危険予知能力を持つという、ラテン系の美女・マリアと出会う。彼女を新しいパートナーとして迎えるが、その直後、ゴーは些細な罪で逮捕されてしまう!その逮捕の裏に隠された警察の狙いとは、いったい……?裏ビジネスを専門とする弁護士のカルロスも新たに加わり、オフィス北極星、再始動!!
オフィス北極星(10)
ゴー・時田は、何かに導かれるようにして入ったライブハウスで、サックス演奏をしていた神父のパパ・ルートマンと出会う。パパは教会で身寄りのない子供たちを、政府や地域の援助を受けずに育てていた。教会の置かれている立場に不安を感じたゴーは、自らリスク・マネジメントを買って出る。だが、ゴーの心配はすぐに的中してしまい……。オフィス北極星、遂に最終章!
勇午 超合本版

勇午 超合本版

交渉とは言葉を武器にした戦いである――。世界一の交渉成功率を誇る交渉人・別府勇午のもとに現れた涙を浮かべた若い女性・岩瀬繭子。「どうか、お願いです……父を……たすけてください」勇午は繭子の思いとともに単身パキスタンへ向かう。ダコイットとパキスタン政府軍の思惑が絡む灼熱の大地で、勇午の交渉は成功するのか!?
サガラ~Sの同素体~

サガラ~Sの同素体~

2018年、エルサレム。極秘裏に訓練を積んでいた一人の日本人警察官が、帰国を命じられる。200名以上の日本人武装勢力が、密かにイラクで実戦に参加していることが判明、その狙いを突き止めよとの特命が下ったのだ。武装勢力を束ねる男の名は、成瀬完治。彼と特命を受けた男、二人が持つ腕時計には、銃の発砲に反応して赤く発光する、特殊なダイヤモンドが埋め込まれていた。成瀬の狙い、そして二人の男の繋がりとは――。
クライシス -危機管理の男-

クライシス -危機管理の男-

三ツ橋五郎(みつはしごろう)・34歳・独身。業界大手の総合商社・(株)カナヨシ本社の秘書室に来て半年、なんの仕事も出来ずにいるお荷物社員。それ以前は、9年間も世界中の支店をたらい回しにされて、どこでも使い物にならなかった男!周りの人間はそんな彼のことを“腐ったミカン”と呼ぶ。……しかし彼の本当の役目とは、社内外のあらゆる問題から会社を守る“危機管理のスペシャリスト”だった!!
スパイの家

スパイの家

日本は狙われている!一見、平穏に見えるこの日本も一皮むけば、世界各国の情報機関の攻勢にさらされている!だが、そこには日本の諜報活動を800年にわたり担ってきた阿賀一族の姿がある!現当主の阿賀邦彦とその娘・女子高生のまりあは人知れず諜報戦を繰り広げているのだ!
どうだ貫一

どうだ貫一

「命も身体も張るのなら、しっかり張ってもらおうか!」――声のデカさと肝っ玉の風雲児、堂田貫一は大手ゼネコンの応援団長。豪快な人柄の人気者だが、野球部解散の憂き目にあって、なんとリストラ対象の筆頭に。彼の体に目を付けた上司は、ヤクザとの交渉人というヨゴレ役へと大抜擢!『勇午』原作の真刈信二による交渉術の物語と、『ああ播磨灘』のさだやす圭による「男の温かさ」が心にしみる、巨弾コラボレーション、ここに始まる!
勇午 Final

勇午 Final

交渉とは言葉を武器にした戦いである。世界一の交渉成功率を誇る交渉人・別府勇午(べっぷ・ゆうご)。長きにわたり読者を魅了し続けた男が最後の交渉に挑む。舞台はトルコ。「勇午」史上、最凶の事件が襲いかかる。勇午は、人類同士の大量虐殺を阻止できるのか―――!?
勇午 台湾編 YUGO the Negotiator

勇午 台湾編 YUGO the Negotiator

台湾全土を巻き込む、渾身の交渉!国を憂い、愛する男が、台湾に激震を走らせる。――台湾で一人の男が失踪した。男は台湾で財をなし、国の経済を動かすほどのVIPで、若かりし頃の勇午(ゆうご)を知っている間柄でもあった。謎の失踪の背後に不安を抱きつつ、勇午は依頼を受け、男を捜す旅に出る。時を経て追いかける男の行方に絡み合う、台湾が抱える闘いの歴史。若かりし頃の想いを胸に、勇午が台湾の地に降り立つ!
勇午 フィリピンODA編 YUGO the Negotiator

勇午 フィリピンODA編 YUGO the Negotiator

東洋の真珠・フィリピンを舞台に、勇午(ゆうご)の交渉が歴史の謎を紐解く!戦後60年の清算と旧日本軍の呪縛。ODA(政府開発援助)の名の陰で躍る影!今回の依頼の発端は、第二次世界大戦にさかのぼる。フィリピンの最前線で戦い、死んだはずだった男が生きていた。彼の過去を探るため、勇午はフィリピンに降り立つ。大統領選まっただ中のこの国で、勇午は国境を越えた陰謀に巻き込まれていく!!
勇午 洞爺湖サミット編 YUGO the Negotiator

勇午 洞爺湖サミット編 YUGO the Negotiator

EMERGENCY!!世界で7番目に危険なテロリスト日本潜入!目的は洞爺湖サミット!!勇午(ゆうご)史上、もっとも悲しい交渉が、今、始まる――。国際的テロリスト、シュケルが成田空港に降り立った。警察はテロ計画の全容を握るため、日本への入国を許可した。その頃、勇午はロシア大統領主席顧問の元夫人から依頼を受ける。彼の殺害を止めるための交渉を――。洞爺湖サミット開催まであと2週間!
勇午 横浜・横須賀編 YUGO the Negotiator

勇午 横浜・横須賀編 YUGO the Negotiator

日本を軍事的核保有国に!!通称「丸の内計画」。日本最大のチャイナタウンを舞台に、勇午(ゆうご)の交渉が世界のパワーゲームを揺るがす!!――日本における軍事的核保有計画、その名も「丸の内計画」。民間の有志によって進行していた計画だったが、それを中国当局が察知したという情報が日本政府に入った。混迷を極める対中関係。その裏に見え隠れするのは、日本が抱えるパラドックス「国防」――。
不安の種*

不安の種*

初めに、この場所には人の記憶があった。悲しい記憶であった。時が経ち、隠れていたその記憶が、ごくたまに奇異な光景として日常に立ち上がる時がある。なにゆえか…。その悲しみを知る代弁者の叫びか、それとも…。悲しみの場所に違和がある時、不安の種がまた芽吹く…。映像化もされた伝説のオムニバス・ホラー「不安の種」「不安の種+」に続く第三シリーズ「不安」再発芽!!
PS-羅生門-

PS-羅生門-

死んだ夫のあとを受け、念願の刑事となった紅谷留美。彼女が配属された東都警察署は、『羅生門』の異名を持ついわくつきの署だった。赴任早々、警察署の前でオデン屋を営む刑事課長・吉見や、そのオデン屋で食い逃げを働く警部補・黒田など、タダモノでない男たちが留美を迎える。翌日、コンビを組む黒田と共に、窃盗事件の現場へ出向いた留美は……。
迷彩都市

迷彩都市

都内で頻発する連続殺人。その傍らには謎の牌が――。牌を並べ、何らかのメッセージを読み取ろうとする捜査本部だが、謎は深まるばかり…。この牌の意味は!?そして犯人の目的は!!殺人現場に置かれたひとつの牌。それは…犯人からの挑状!!!???
フラグマン

フラグマン

情報だけで世界と戦うニューヒーロー!!情報で満ちあふれている現代社会――正しい情報も誤った情報も淘汰されずにただ、人へ、街へと、垂れ流され続けている。そして人々は、それらの情報から商品や会社、人や社会への『イメージ』を持つ……そんな現代社会に、情報を操り、イメージを創り上げることで世界を舞台に戦う男がいた!!彼の武器は、その頭脳のみ!!『PS羅生門』の中山昌亮氏と小説家としても活躍中の相場英雄氏がタッグを組み、ビッグコミックオリジナル増刊号にて大人気を博した連載作品が、待望の単行本化!!