あらすじ天文二十年、父信秀の葬儀が万松寺で行われた。遅れて駆けこんできた信長は、香をはっしと握り位牌に叩きつける。手のつけられないほどの大うつけ振りに、信長廃嫡の動きは最高潮に達し、信長は孤立する。虎視眈々として上洛の機を窺う今川義元に密通する反信長派。尾張に一触即発の剣呑な空気が流れる。革命児信長の尾張統一の布石も、ここにもろくも崩れ、反信長派の結束がなるかにみえた……。信長の前途はまだまだ多難である。
偉大なる歴史小説家・山岡荘八先生の原作の、偉大なる歴史マンガ家・横山光輝先生によるコミカライズ作品になります!!! もうこれだけで、特に説明不要、読まずして名作とわかるのですが、読むことをオススメします!! 私も織田信長関連の書籍は文字・マンガ問わずいくつも読んできましたが、意外と語られない尾張統一の過程なども丁寧に描かれており、また新たな発見がありました。 BOφWYの歌詞でたまに出てくる「はすっぱ」の意味がわからず、「すきっ歯」のことだと思っていたのですが、「蓮葉」という比叡山のお坊さんの隠語で遊女を意味するものだということを教えてくれたのもこの作品でした。