あらすじ優しい声、甘い香り…セブに残された唯一の記憶の魔女が目の前に! ホルトもクドーも、この強大な力を持つ魔女によって殺された。そしてロス先生さえも…。独り残されたセブに魔女はとある提案を投げかけるが…。セブたちを退学に追い込むために仕組まれたこの特別実習編、ついに終幕!! 『ゼロから始める魔法の書』の虎走かけるがおくる本格ファンタジー、決意と叫びの第3巻!!
読んでみましたが「魔法と冒険の本格ファンタジー」と銘打たれたとおり、シッカリじっくり魔法をやったるぞという印象でした。 ここ最近の異世界系の作品に対しては個人的に「地に足着いてる感」というのをひとつの基準にしているのですが、本作も充実の世界観をバツグンの画力で下支えしています。全コマ驚くほどキャラがカワイイ。奇跡か? 主人公のセブくんは魔法の才能がマジでないため魔法学校を落第寸前なのですが、実はとてつもない魔力だけは持っていて…という嫌味になりそうな設定も、彼が弱い者に対して真摯なためハンディになっていません。「今どきの主人公」を外していなくて印象が良いですね。 しいて気になる点を上げると1巻では目的地の村に着いてないのでこれからどんな雰囲気になるのかまだわからないところ。バトルもカッコイイんですが個人的には優しいセブくんが村の人とどういう交流をするのかの方が気になるかな。