あらすじ教会の反魔女過激派は、ついに魔女の村へと進軍を開始する。ロス先生やゼロとの出会いにより、魔法使いとして大きく成長したセービルたちは、この戦争を敵味方双方に一人の死者も出さない「茶番劇」にすべく迎え撃つ。舞台は魔女の村、キャストは村人、世界が注目する中、村を挙げて繰り広げられる大活劇――果たして、その結末は!? TVアニメ化もされた魔法と冒険の本格ファンタジー、堂々完結!!
読んでみましたが「魔法と冒険の本格ファンタジー」と銘打たれたとおり、シッカリじっくり魔法をやったるぞという印象でした。 ここ最近の異世界系の作品に対しては個人的に「地に足着いてる感」というのをひとつの基準にしているのですが、本作も充実の世界観をバツグンの画力で下支えしています。全コマ驚くほどキャラがカワイイ。奇跡か? 主人公のセブくんは魔法の才能がマジでないため魔法学校を落第寸前なのですが、実はとてつもない魔力だけは持っていて…という嫌味になりそうな設定も、彼が弱い者に対して真摯なためハンディになっていません。「今どきの主人公」を外していなくて印象が良いですね。 しいて気になる点を上げると1巻では目的地の村に着いてないのでこれからどんな雰囲気になるのかまだわからないところ。バトルもカッコイイんですが個人的には優しいセブくんが村の人とどういう交流をするのかの方が気になるかな。