あらすじ
誰かの“お兄ちゃん”じゃなくて“名前”を呼んでほしい―。オトナな風俗店店長 × 甘やかされ慣れてない男子校生6人兄妹の長男で両親は共働き。高2ながら家事と兄妹の面倒をみてきたニーチャ。家族や同級生たちからも“ニーチャ”と呼ばれ、名前で呼ばれることなどほとんどない。 そんな時、ひょんなことから知り合った風俗店の店長・安達に名前を呼ばれたニーチャ。心に満たされるものを感じ、「もっと店長に名前を呼ばれたい」と風俗店でバイトをすることに…?! 風俗店店長と男子校生の年の差ラブストーリー。 新旗手・三田六十のデビューコミックス!
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表紙がもう、なんていうか入ってる感じで、エロ漫画っぽいですが実際はちょっと違います。 母子家庭で下の兄弟の面倒を、一生懸命に見ているお兄ちゃんのお話です。 表紙の男の子。 希という名前がありながら、お兄ちゃんとしか呼ばれない男の子が、自分でいたいのに、自分でいられないジレンマを抱えながら、風俗店の店長と関わることで自分でいてもいい。と思えるようになる、心底心温まるお話です。 誰でもありますもんね、自分は自分だって認めて貰いたい気持ち。 店長は結構ゲスいですが、めちゃくちゃいい人で、もはやワタシが付き合いたいくらいでした。 希くんは純粋で純真ですので、表紙の様なシーンはありません。 いや、最初と最後にちょろっとありますが、希くんの初々しさがとてつもなく可愛らしいのです。 作家の三田六十さんが新連載を始めたのを知り、面白そうだったので、何が読んでみようと思い、最初の作品(?)を買ってみました。