あらすじ総力を結集して上洛の行動を開始した今川義元は、信長の奇襲戦法に遭い、あえなく田楽狭間の露と消える。元康は十四年の人質生活から解放されて、名実共に岡崎城の主となる。永禄五年、元康は清洲に信長を訪ねて和睦し旧交を温め、名前も元康改め家康とする。ようやく岡崎に帰ることを許された瀬名姫は、築山殿と呼ばれているが、長男信康と信長の娘徳姫との婚約話が密かに進められている。ここは彼女にとって安住の地ではなかった。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだけど相変わらず竹千代(徳川家康)が出てくるまで長いな。まさしく徳川家康の一生を描いている内容でまあ苦難の人生だな。「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。」というのを体現している。 ・特に好きなところは? 特に好きなところは2箇所あって本能寺の変で織田信長が亡くなった後の河尻秀隆と豊臣秀吉が亡くなった後の石田三成。 織田信長がいた頃に河尻秀隆は優秀で出世も順調だったと思うが織田信長が亡くなった後は織田信長のやり方をやろうとしているが表層的な真似に過ぎず結局をうまくいかずに終わった 石田三成も豊臣秀吉もいた時は良かったが豊臣秀吉が亡くなった後、豊臣家を守りたいゆえに独善的になりうまくいかずに終わった。特に同じ地位ぐらいのやつに文句言ったあとに前田利家に話を進めてもらうとしたが前田利家に断れてるあたりは今の仕事にも通じそうだ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 徳川家康が出てくるまでは長いが戦後に経営者虎の巻やビジネス書として言われるのもわかるのでおすすめです