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徳川家康(1)[コミック]
今川か織田か、二つの強国にはさまれた松平・水野両家の命運は、ゆれ動く大国の政爭の渦にもてあそばれ、一日とて平穏の日はなかった。戦国の世の習いとはいえ、弱者の悲しい知恵として、水野家から十四歳になる於大が松平広忠に嫁ぐ。風雲急をつげる中に、竹千代誕生の兆しが見られる。横山光輝氏によるベストセラー山岡「家康」の書き下ろし長編電子コミック第一弾。
徳川家康(2)[コミック]
於大の兄、水野信元が織田方につくとみるや、今川家をはばかって、広忠は於大を即刻離縁。生後間もない竹千代に、生木を割れる思を残して岡崎を去る於大。嫁するも政略、離別もこれまた政略。神も仏もない疑心と暗鬼の渦巻く中に、ただ竹千代の成長のみが岡崎衆の希望の星として光芒を放つ。その竹千代の運命もまた……ドラマはいよいよ竹千代を中心に展開する。
徳川家康(3)[コミック]
於大を離別した広忠の心中は、火炎となって燃え盛る。於大を思う広忠の恋情は妄想となり、ついに端女のお春に狂う。刈谷へ帰った於大に、織田方の随身久松俊勝との再婚の噂が流れる頃、広忠は田原の城主戸田康光の娘眞喜姫を正室に迎えるが、二の丸に移したまま、一指も触れない。俊勝への憎しみは安祥城攻めとなるが大敗し、竹千代(家康)の今川家への人質という惨事がもちあがる。
徳川家康(4)[コミック]
六歳の竹千代(家康)は今川家への人質として護送される途中、織田方の手中に落ちる。父広忠が非業の死を遂げると、岡崎の城は即刻、今川家に明け渡される。竹千代は今川に捕えられている信長の兄、織田信広との人質交換で、ようやく駿府へ送り返される。自分の意思では一日の安穏もない弱小国岡崎の主従の悲しい運命……その中で竹千代のみがただ一つの救いの星であった。
徳川家康(5)[コミック]
人質交換の話もまとまり、今川家の人質となった竹千代は、「三河の宿なし、性度なし」とさげすまれ、忍従と屈辱の生活が強いられる。仕組まれた義元の姪鶴姫との結婚話にも、じっと忍の一字。主なき岡崎の家臣達は、流民のような苦しみに耐えて竹千代の帰還を待つ。斎藤道三の娘を娶った信長は、暗愚をよそおい、大うつけ者と呼ばれ、四面楚歌の中で、ひとり時機の到来を待つ。
徳川家康(6)[コミック]
十四歳になった竹千代は元服して次郎三郎元信と名のり、翌年義元の姪鶴姫と結婚。母親代りの祖母華陽院に続いて、生涯の師雪斎禅師が世を去る。猿に似た風来坊、人呼んで針売りの猿、後の秀吉が朝市で信長と出会い仕官。斎藤道三は息子義龍に寝首を掻かれ、信長は清洲に居を移して尾張を統一、いま旭日昇天の勢いにある。群雄すべて京を目指す時、義元は上洛を前にして元信に十年振りの岡崎帰国を許す。名を元康と改める。
徳川家康(7)[コミック]
総力を結集して上洛の行動を開始した今川義元は、信長の奇襲戦法に遭い、あえなく田楽狭間の露と消える。元康は十四年の人質生活から解放されて、名実共に岡崎城の主となる。永禄五年、元康は清洲に信長を訪ねて和睦し旧交を温め、名前も元康改め家康とする。ようやく岡崎に帰ることを許された瀬名姫は、築山殿と呼ばれているが、長男信康と信長の娘徳姫との婚約話が密かに進められている。ここは彼女にとって安住の地ではなかった。
徳川家康(8)[コミック]
岡崎に帰って来た瀬名姫(築山御前)と家康の間には、不安と怨恨の深い亀裂が、日毎に大きくなっていったが、家康は領国支配に万全の手を打ってきてた。ところが家康を驚愕させる事件が足もとから起こった。三河の一向一揆である。「法敵家康を倒せ!」と徒党を組んだ一揆の群れは、蓆旗をかかげ怒号叫喚して、三河一円に火の手をあげた。団結を誇っていた岡崎衆がここで真二つに分かれた。家康にとって初めての試練を迎える……。
徳川家康(9)[コミック]
天下統一をめざす信長の求めに応じて姉川に出陣して善戦。さらに根城を岡崎から浜松に移して東国経営にあたる家康にとって、三方ヶ原の合戦は、その生涯の最大ピンチ。上洛戦の火蓋を切った甲斐の猛虎武田信玄を迎え討つ若き家康――その乾坤一擲の大決戦を前に、正室築山殿と寵臣大賀弥四郎の思いがけない大陰謀が進められている。家康の運命もここにきわまるかに見えた一瞬、信玄倒れるの噂が流れる……。
徳川家康(10)[コミック]
信玄陣没の情報を得た家康は、武田勝頼の機先を制して、長篠城を手中に収める。朝倉浅井両氏の滅亡は信長の覇業を確定的なものにした。内部の裏切りと打続く敗報にいら立つ勝頼。事の多かった天正元年も過ぎて、武田勢と徳川勢は緊迫したまま天正二年を迎える。雌雄を決する高天神城の攻防をめぐる徳川織田武田の駆引きと肚の探り合いに明け暮れる中に、岡崎城中にはただならぬ妖雲が漂い、さしもの大賀弥四郎の大陰謀もついに露見……。