あらすじ天正十八年八月一日、深謀遠慮の結果ついに家康は江戸城に入った。が城とは名ばかりのあばら屋で、町は野盗・浪人の巣窟であった。国内を平定した秀吉は翌年十九年、肥前名護屋に本営を築き、無謀ともいえる大軍を朝鮮に出兵したが、戦勢は日増に不利となった。関白の位を譲られた甥の秀次には粗暴の振る舞いが多く、高野山にて自刃。待望の実子秀頼が生まれたものの、既に秀吉には「浪花のことは夢の又夢」であった。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだけど相変わらず竹千代(徳川家康)が出てくるまで長いな。まさしく徳川家康の一生を描いている内容でまあ苦難の人生だな。「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。」というのを体現している。 ・特に好きなところは? 特に好きなところは2箇所あって本能寺の変で織田信長が亡くなった後の河尻秀隆と豊臣秀吉が亡くなった後の石田三成。 織田信長がいた頃に河尻秀隆は優秀で出世も順調だったと思うが織田信長が亡くなった後は織田信長のやり方をやろうとしているが表層的な真似に過ぎず結局をうまくいかずに終わった 石田三成も豊臣秀吉もいた時は良かったが豊臣秀吉が亡くなった後、豊臣家を守りたいゆえに独善的になりうまくいかずに終わった。特に同じ地位ぐらいのやつに文句言ったあとに前田利家に話を進めてもらうとしたが前田利家に断れてるあたりは今の仕事にも通じそうだ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 徳川家康が出てくるまでは長いが戦後に経営者虎の巻やビジネス書として言われるのもわかるのでおすすめです