あらすじ

椿主任の退職問題!入院患者が立て続けに急変!!しかし、事実上のリーダーは不在……。闇の深い外科病棟編、クライマックス!!そしてあおいはまた、古巣・内科病棟へ。
Ns’あおい 1巻

ある「事件」を起こして、巨大医療グループ「清天会(せいてんかい)」の本院から系列の「あかね市民病院」に転勤してきた看護師・美空あおい。しかし、そこには外部からはうかがいしれない様々な問題が山積していた……。ここには、ナースの「リアル」が詰まってる!!「現場感覚」満載の本格ナースコミック!!

Ns’あおい 2巻

まさかの“患者放置”!?あなたの担当医は大丈夫ですか!?ヤバくないですか!?製薬会社の営業マン・野呂(のろ)は患者として、得意先でもある、あかね市民病院に入院することになる。ビジネスで慣れ親しんだ病院だったが、そこで見たのは今までと違う病院の“顔”だった――。責任放棄をする医師に、看護師・美空(みそら)あおいは真っ向からぶつかっていく!

Ns’あおい 3巻

とっても珍しいことが起きました!“医師”と“看護師”が、協力して“治療”にあたったのです!!あかね市民病院に勤務する看護師・美空(みそら)あおい。巨大病院の内部は、外部からはうかがい知ることのできない問題が山積みだが、自分の理想の看護を目指し、一途に頑張るあおいの行動は、少しずつだが周囲を変えていく――。

Ns’あおい(4)

命を救う。それは「正しい」こと。でも、「方法」によって、それは「犯罪」。看護師・美空(みそら)あおいを襲った“あの事件”の真相が明らかに!!ささいな読み違いが、次第に大きなミスへと、取り返しのつかない事態へと発展していく――。「300年たったって変わんないだろうな、医者も、この病院も」「利益優先!医師優遇!この現実を変えていきたいのよ」ナースの「リアル」が詰まってる!!

Ns’あおい(5)

問:病院で「正しいこと」をしたらどうなるでしょう?答:「孤立無援」になるだけです。誤薬、医師不在、検査ミス。何も変わらない、病院の「日常」!病院の事務長に一番求められるもの――それは「トラブル」の「もみ消し」。絶対起こるはずのないことが起きてしまったら?――「起こらなかった」ことにするだけ。理想の看護を目指す看護師・美空(みそら)あおいの闘いは続く!!

Ns’あおい(6)

病院はビジネスなんだ。金を持っていない患者はいらない。「どうしようもないクズ患者ばかりでしょ。不良債権はさっさと始末するに限る」「オメーは本当に責任持ってオレを助けてくれんのか?」「ナースってなんぎな仕事やろ」――。正しいことをしたはずなのに、待っていたのは「混乱」と「不況」。孤立する美空(みそら)あおいは、逆境のなか、信念を貫くことができるのか!?

Ns’あおい(7)

たび重なる患者脱走の真実を知った看護師・美空(みそら)あおい。彼女の誠意は裏切られつづけ、なおもピンチは続く。だが、目の前の患者を見過ごしにできないあおいは、事務長・宝田に真っ向から対決姿勢を崩さない。そんなとき、事務長と組んで嫌がらせを続けていた園部が倒れた!正しいのはどっち!?あおいの闘いの行方は!?

Ns’あおい(8)

スキルス胃がんで余命1年と告知され自宅療養中の坂口吾郎(さかぐち・ごろう)。少しずつ着実に、病が彼の時間を奪っていた。今の彼に医師が、看護師ができることは何なのか?見守る美空(みそら)あおいや、主治医・江藤(えとう)の心も波立っていた。坂口が教えてくれたこと、それは「死ぬまで精一杯生きる――」。

Ns’あおい(9)

新しい現場、新しい出会い。新しい事件――。そしてまた孤立の予感。欠員の続く外科病棟にリリーフで移動することになった美空(みそら)あおい。そこで出会ったのは、外科主任看護師・椿鼓太郎(つばき・こたろう)だった。あおいと同じく清天総合病院の救命にいた椿に熱いものを感じるあおいだが、やる気のない医師や看護師仲間の態度にわだかまりは募る――。

Ns’あおい(10)

椿主任の退職問題!入院患者が立て続けに急変!!しかし、事実上のリーダーは不在……。闇の深い外科病棟編、クライマックス!!そしてあおいはまた、古巣・内科病棟へ。

Ns’あおい(11)

「ああいうイラツく新人、今ウチにもいます!」「昔の自分を見るようで赤面」現指導社員&元新入社員から思わぬ大反響!美空(みそら)あおいのいる内科病棟に配属された新人看護師・奈良橋優紀(ならはし・ゆうき)。なんでもそつなくこなす彼女だが、本院の救命志望だった彼女は、内科の仕事を軽く考えていた。“問題新人の展示会”状態、新人看護師(プリセプティ)編スタート!!

Ns’あおい(12)

仕事が出来る、愛想が良い、好奇心旺盛、陰の努力家。一見、完璧。でも……!?「Ns’(ナース)あおい」史上、最悪の看護師、奈良橋優紀(ならはし・ゆうき)“大活躍”!?外科主任看護師・椿鼓太郎(つばき・こたろう)指示のもと、あかね市民病院救急部創設計画は進んでいた。椿としては美空(みそら)あおいが欲しいのだが、あおいは悩み中。そして奈良橋の思惑は――!?

Ns’あおい(13)

「こんな看護師(ナース)、許せない」読者から、抗議殺到(あるイミ、大人気!?)!!「Ns’(ナース)あおい」史上、最悪の看護師、奈良橋優紀(ならはし・ゆうき)!!美空(みそら)あおいと救急に配属されることになった奈良橋だが、美空の評価の高さにいらだちは募る。対抗意識むき出しの奈良橋は、自分ができることを見せ付けるため、挿管の介助を申し出た。

Ns’あおい(14)

『Ns’(ナース)あおい』の敏腕ナースたち、甘酸っぱい恋愛話、ついに解禁!!お局(つぼね)的存在の大月主任バブル時代のイケイケ話から小峰看護師がシングルマザーになったわけ。そして美空(みそら)あおいのカワイい後輩、川原亜美の現時進行形の恋!新章救命救急研修編もスタート、あおい・奈良橋優紀(ならはし・ゆうき)、新たなステージへ――!!

Ns’あおい(15)

毎日が戦場、一瞬の気の緩みが、いとも簡単に人命を奪う――。味方0(ゼロ)。為すすべなしの研修先、主都大学医学部付属病院の救命救急病棟で、次々と起こる目をそむけたい現実。美空(みそら)あおいはついに反旗を翻す!?くも膜下出血で意識不明の重態に陥っている牛島に施した、“攻めるケア”の結果は!?

Ns’あおい(16)

この絶望に満ちた悲痛な世界は――実在する。ドメスティック・バイオレンス、老人虐待――。家庭内の問題に、他者はどこまで介入し得るのか!?主都大学医学部付属病院の救命に続けざまに運ばれてきた急患患者たち。目の前の疾患だけを治すだけでは、本当の救命にはならない――!?美空(みそら)あおいは、またしても窮地に立たされる!!

Ns’あおい(17)

日本人女性の3人に1人が、この問題に悩んでいる。――<内閣府「男女間における暴力に関する調査」より>もしも、ある日突然、優しかった夫が豹変して暴力を振るうようになったら。もしも、身近な大切な人がDV(ドメスティック・バイオレンス)で悩んでいたら。その「もしも」が現実になったとき、あなたならどう対処しますか?「暴力という病」に、ナースあおいが立ち向かう!!

Ns’あおい(18)

DV(ドメスティック・バイオレンス)被害の事実を認めた、大臣の妻・レイカ。その先で、彼女を待ち受けている未来とは!?DV編、ついに完結!!そして、チームワーク感ゼロのまま……あかね市民病院救急部、本日嵐の船出!!ドロ船orハコ船?特別番外編、『Ns’あおい』裏人気No.1の奈良橋優紀(ならはし・ゆうき)がオトメだった頃……のエピソードも収録!

Ns’あおい(19)

問題だらけの救急医療、その犠牲者がここに――。頭部の怪我(けが)で縫合手術を受けたラーメン屋の息子・優(すぐる)は、帰途に病院前で昏睡状態に陥った。しかし、ベッドが空いていないという理由で手術を拒む病院側。「病院にいるのに他の病院を探すってどういうことだよ!?」父親の悲痛な叫びに、反対する看護主任を押しのけてオペへと向かうあおい。最初の縫合手術を担当した整形外科医・福原の処置に疑問を投げかけたあおいは、福原から暴行を受けそうになる。

Ns’あおい(20)

偶然、あおいの目の前で起こった事故は、謎の関西弁男を巻き込み、思わぬ大事件へと発展していく。医療行為を行わねば、患者を見殺しにすることになる。だがそれは違法行為―─。看護師免許を剥奪されたとしても。大切な人たちを裏切ることになったとしても。彼女には絶対に守らなくてはならないものがある――。あおい、看護師生命大ピンチ!!オマケ漫画「Ns’奈良橋」載ってます。

Ns’あおい(21)

あおい、初コスプレ?メディカルラリー編本格スタート!!「議論してる場合ちゃうねん」「時間が勝負って言いましたよね?」「親が病院の対応が悪かったんじゃないかってクレームつけてるらしいぞ」「おじいちゃん見捨てろってことですか!?」人命を扱う仕事に、失敗は許されない。「いざ」というときのための練習って、どんなことをしているか知っていますか?医療関係者達の“大運動会”は、予想外のスケールだった!

Ns’あおい(22)

負傷者100名を超える大事故――。それは、想像を絶する悪夢のような光景。その災害は、いつ誰の身に降りかかってもおかしくはない。そこでは、救急隊員達の能力が厳しく問われる。「いかに冷静さを失わず、迅速に対応できるか」あおいの願いはただ一つ。「みんなを助けたい」。その結末は……!?知ってて損はない、メディカルラリー編完結!!最凶・最悪・最大規模の大事故、勃発!炎の中を、あおい、走る!!!

Ns’あおい(23)

大切な人に、もう何もしてあげられない。これ以上に辛(つら)いことはあるんだろうか?あおいとナース友達の明美は、看護婦寮にいた頃に世話になった寮母の日永田(ひながた)に会いに、遠隔地にある病院を訪れた。老齢で独身なうえに癌が再発した日永田は、最後の場所にこのホスピスを選んだのだった。会話の中で、彼女の秘めた恋を知ったあおいは、最後にその男性と会わせたいと願う。しかし、その男性とは……!?

Ns’あおい(24)

妊娠が発覚。さあ、そのあと、あなたが取るべき行動は?女性にも、男性にも、子供がいる人にも、いない人にも読んでほしい。小さな小さな命を守るためには、正しい「知識」が必要だ!タバコ・酒・夜更かし……運ばれてきたのは、怖いもの知らずの不良妊婦!?産科編スタートです!!

Ns’あおい(25)

「アンタが子供殺したんだろ!?」救急部に運ばれてきた妊婦。しかし…………。「命を救うより優先される事情なんかあるんですか!?」「本当は医療ミスで死んだんじゃ……」「あんな不良妊婦に関わったお陰で病院中大混乱だ!」これは、「事件」なのか。「事故」なのか。誰が正しいのか、何が間違っていたのか。あなた自身の目で確かめてください。

Ns’あおい(26)

救急部に運ばれてきた妊婦に見つかった、頭の病気。すぐにでも手術を行わなければ、妊婦も赤ん坊の命も危ない。だが、ふたつの手術を行うにはあまりにも時間がない……病院側に決断が迫られる!!そして、伝えられているニュースは、“本当”のことなのか。あかね市民病院に医療ミスがあったのでは……と、執拗に嗅ぎ回るニュースキャスター。病院での一部始終を目にした彼が見出した、ひとつの“真実(こたえ)”とは!?

Ns’あおい(27)

「突然死って言われるやつの原因がこれだ」「患者には患者の想いってもんがあるんや!!」「何で私がこんなに怒られなきゃいけないの?」「オカン……オレのために長生きしてくれよ」ちゃんと仕事をこなせているし、特に大きなミスもない。でも、何か足りない……。“こなす”だけの仕事じゃ、楽しくない。“オカン”とのやりとりを通じて、“優等生”奈良橋(ならはし)が一皮むけた――?

Ns’あおい(28)

「公の場所で患者の私的な情報をベラベラしゃべるこの病院のレベルがわかりましたよ」「先生の診てきた癌(ガン)の人達はどれくらい生き残っていますか?」「お願いです……私が癌であることは、息子には黙っておいてください」我が子を大切に想うからこそ、母親は、人生最後の大きな嘘をつくことを決めたのだが……!?知っていましたか?今、多くの病院で癌は本人に直接、告知されている。

Ns’あおい(29)

「無駄な延命は親父の意志に反することになるんだぞ」「もう私達あの患者の担当になりたくありません!」「仕事もお父さんの介護でやめざるを得なくなったって訳?」「お父さんは、絶対に死なせない」育児に、父親の介護……重くのしかかる日常的疲労。“延命”しなければ、介護から解放される。それでも、娘は、父親に生きていてほしかった――。

Ns’あおい(30)

「病院を変える起爆剤にはもってこいじゃないですか」「何か仕事はテキトーで色目ばかり使ってるって感じ」「火葬場って死んだ人が行くところじゃない……」「だってもう…そんなの付けたって元どおりにはならないじゃない、左足も、私のキャリアも」ある女性の運命を変えた、一瞬の油断。その代償として失ったのは、片足だけではなかった。“生き続ける”ことに絶望した彼女にあおいたち看護師ができることとは――!?