あらすじ

NY修行を終え帰国した伴は、バッカナーレへ戻る前に立ち寄った故郷・福岡で、1年前に別れた元カノ・恵理が結婚することを知り、パーティーを企画する。彼女の前に姿を見せず、料理だけで祝福の気持ちを伝えようとした伴だったが、全てを見抜いた恵理は、厨房の扉の前に立ち「伴ちゃん、おるんやろ?」と声をかける。そして2人は、扉を挟んだまま言葉を交わし始める…。
バンビ~ノ! 1巻
伴省吾は、福岡市内のイタリアンレストラン「サンマルツァーノ」でアルバイトしつつ調理師免許もとって、将来は恋人・恵理と店を持つことを漠然と夢見る大学3年生。ある日、店のオーナーから、彼の弟分がオーナーシェフを務める東京・六本木の店へのヘルプを勧められる。だが、その調理場のペースに全くついていけず、皿洗いに回されてしまい…!?調理場という名の戦場を描く、イタリアン料理人成り上がりストーリー!!
バンビ~ノ! 2巻
省吾は、調理場のあまりのペースについていけなかった勤務初日が、それでも週で最低の売り上げ日だったことを告げられ愕然とする。「今夜のディナーからが本番だ」と言う先輩の見習い・妹尾と休憩から戻ると、調理場の空気はこれまでになく殺気だった様子。そして、省吾にとって「バッカナーレ」最初の週末が幕を開ける!
バンビ~ノ! 3巻
追試のため福岡に帰省中の省吾だが、勉強もせず元のバイト先「サルマンツァーノ」の手伝いに。そこで遠藤シェフからイタリア修業時代の話を聞いていると、恵理がバイトにやってきて「留年したいのか」と咎められてしまう。だが、料理人としての自覚が深まりつつあった省吾は、「勉強よりここで働くほうが大事」と言い切って…!?
バンビ~ノ! 4巻
接客に回され、投げやりな態度からグラスを大粉砕する失態を演じた省吾。その晩、ファンの女性客を連れた接客の先輩たちに誘われて飲みに行くも、そこでも彼はふて腐れ続ける。その後、酔った女性客の誘惑を断って帰宅した省吾だが、先輩たちはしっかり夜遊びをこなした上で、翌日も颯爽と接客をこなしていて…!?
バンビ~ノ!(5)
かつて副料理長だった羽山と、新人・省吾との料理勝負は、意外にも羽山の敗北で幕を閉じた。そして、無言で店を去った羽山を、彼女のあすかが追いかけていく。散々もてはやされて独立した店を1年で潰し、ダメ人間に堕ちていった自分を嘆き、彼女に別れの言葉まで告げた羽山だったが、あすかは「何回でもやり直せばイイじゃない」と涙ながらに訴えた。
バンビ~ノ!(6)
常連客・野上のテーブル担当を命じられ、仕事後も特訓に余念がない省吾。本番を3日後に控え、客役を買って出た羽山とあすかの前で練習に入るが、ソースの飛び散りやすいパスタを客に近い位置で取り分けるなど、まだまだ細かな配慮が足りない様子。フォークとスプーンを箸のように使いこなす「サーブ」の腕も、羽山たちより劣っていて…!?
バンビ~ノ!(7)
支配人・美雪から接客に向いていないと言われ、厳しい常連客・野上の接客を成功させなければ、厨房に戻ることになっていた省吾。自分自身、厨房に戻りたい気持ちはあるけれど「半端で戻ってもうまい料理は作れない」と思い直し、様々な予行練習を積んできた。だが迎えた当日、省吾のサービスは空回りするばかりで…!?
バンビ~ノ!(8)
ついに厨房へ戻ることになり、やっと料理が作れると意気込む省吾。だが、シェフから言い渡された持ち場は、なんとドルチェ(デザート)室の助手だった!今までドルチェを作ったことのない省吾は困惑しながらも、ドルチェ担当・織田に教えを受けようとするが、気難しい性格の彼は全く取り合おうとせず…!?
バンビ~ノ!(9)
無口な織田とも多少は打ち解け、ドルチェの仕事にも慣れてきた伴。だが、織田は通常業務のことは教えても、それ以上のことは学ばせてくれない。それでも2か月後のデザートコンテストへの出場に燃える伴が教えを請い続けると、織田は高度な技術を要する飴細工のバラを作ってみせて…。
バンビ~ノ!(10)
伴の出場する「ロートンヌ杯」アシェット・デ・セール(皿盛りデザート)部門のコンテストが、ついにスタート。初めて観衆の前で調理をする伴が、緊張からミスを重ねてしまう中、バッカナーレでは、伴と決裂した織田が黙々とドルチェ室で作業をしていた。そんな織田に、宍戸シェフが「行かなくていいのか?」と声をかけ…。
バンビ~ノ!(11)
オーナーから2号店のオープニングスタッフ、しかもパスタ場チーフの内定を受けて喜ぶ伴。だが、そのことで注意が散漫になり、チーズの付いたモッレ(トング)で魚貝系パスタを盛ろうとしたところを天敵・香取にどやされてしまう。翌日に多忙なイヴを控える中、伴は「アイツを越えない限り2号店には行けない」と、自らの気合いを入れ直す。
バンビ~ノ!(12)
NYに料理修行に来たものの、陰湿なコヨーテの下で全く鍋を握らせてもらえない伴。だが、やっと賄いを任されることになり、腕をアピールする絶好の機会が訪れたと意気込む。ただ美味いだけじゃなく自分にしか作れない物を…と、伴が作った物とは?
バンビ~ノ!(13)
マフィア宅への出張料理を翌日に控え、不安を隠しきれない伴。そんな時、コヨーテに別の出張料理の仕事が入り、伴も同行することに。建設会社の社長を名乗るポールという男にディナーを作り、難なく仕事を終えた2人だったが、その食後、ポールは自分こそが明日の依頼主であり、ブロンクス二大勢力のひとつ“ジョルダーノ一家”のドンであることを告げて…。
バンビ~ノ!(14)
マフィアの代理戦争を兼ねた料理決戦。ロレンツォ兄弟の卑怯な妨害に苦しめられたコヨーテと伴だったが、思いがけずその行為が露見し、一度は伴たちの勝利に傾きかける。だが結局は、伴とロレンツォがもう一度プリモ(第一の皿)を作り、その料理で勝敗を決することに。伴に託された運命の一皿、果たしてその評価は…?
バンビ~ノ!(15)
NY修行を終え帰国した伴は、バッカナーレへ戻る前に立ち寄った故郷・福岡で、1年前に別れた元カノ・恵理が結婚することを知り、パーティーを企画する。彼女の前に姿を見せず、料理だけで祝福の気持ちを伝えようとした伴だったが、全てを見抜いた恵理は、厨房の扉の前に立ち「伴ちゃん、おるんやろ?」と声をかける。そして2人は、扉を挟んだまま言葉を交わし始める…。
寿エンパイア

寿エンパイア

さあ、寿司の時間だ! 日本の料理界に燦然と君臨する寿司の老舗・華山。だが、その4代目・華山剣蔵に老いの影が忍び寄り、寿司の帝国は静かに傾きつつあった。亡き母親の足跡をたどってハワイからやってきた少年・湧吾は、華山の寿司職人となり、熾烈な後継者争いに挑むこととなるが…
バンビ~ノ! SECONDO

バンビ~ノ! SECONDO

「レガーレ」オープン初日。伴に目をかける「バッカナーレ」の常連・野上社長や、毒舌で知られる料理評論家・永坂俊一など、大勢の客で華やかな賑わいを見せるホール。一方、戦場と化した厨房の中には、パスタ場チーフとなった伴の姿もあった。伴は年上の後輩・土屋の作ったリゾットが店の味になっていないことから、自分が味付けを代わると言いだし、早くも職場に不協和音が…!?
火線上のハテルマ

火線上のハテルマ

君の風穴を開けろ!「バンビ~ノ!」の豪腕作家が閉塞した日本に撃ち込む、破格のネオ・アクション・エンターテインメント…開幕!失態を犯し、警察官を辞職した孤独な青年・梶恭司。人を守れなかった悔恨に苛まれ、逃れるようにやってきたLA……偶然出逢った謎の日本人青年・波照間猛に「ここはお前のような羊の来る場所じゃない」と一蹴される。やがて、事件が起きる。その事件が、梶と波照間を結びつける大きな転機となっていく。その事件とは?そして謎多き波照間の正体は?世界を駆け巡る大いなる冒険譚が始まろうとしていた……!
ジャンゴ!

ジャンゴ!

乾仁悟(いぬい・じんご)、24歳。通称“ジャンゴ”と呼ばれるアメリカ帰りのこの男は、数多くの事件を起こし指名手配を受けるも逮捕歴ナシというプロの犯罪プランナー。そんな彼が次に目を付けたのは、ある銀行の金庫で厳重に保管されている50億円の金塊!大胆不敵なジャンゴの計画はあっけなく成功するかに思われたが、謎の美女の介入によって大失敗になって……!?仲間を救うためなら自らを平気で犠牲にする熱い男が繰りひろげる、クライム・エンターテインメント!!