あらすじいせえびクリーニングの海老原社長が不渡りを出して夜逃げした。夕暮電機は海老原の売掛金を回収しようとするが、工場は浦筋企画と名乗る怪しげな連中に占有されていた。海老原の債権をめぐり大野事務所と浦筋企画が、法テクを駆使した頭脳戦で火花を散らす。
この漫画を読んで初めて行政書士という仕事を知った。のほほんと生きているだけでは知ることのなかった世の厳しさ、大人たちのやり口をこの漫画で学んだ。法律用語が頻繁に登場するが、丁寧に説明してくれるので非常に勉強になる。法律を振りかざすのではなく、法によって弱きを助け、強きをくじく行政書士たちの姿に心打たれた。厳しくもリアルな人間ドラマがここにある。