あらすじ「僕は北海道料理を東京に伝えたいんじゃない」――。『富み久』で一人前の料理人を目指す北丘蒼太(きたおか・そうた)は、急な献立変更などの窮地を地元・北海道で覚えた料理で救われてきた。しかし、お客様の記憶に残るのはその料理だけで、他にどんな料理を作っても霞んでしまう…。思い悩む蒼太はある決意をして故郷へ旅立つのだが……!?一方、食通の作家・福岡(ふくおか)に酷評された雅美(まさみ)と、娘・真由(まゆ)の様子がおかしい事を気に病んでいる青柳(あおやぎ)は、そろって元気がなく……!?