辻斬り強盗、盗賊の横行、放火…、幕府は乱れに乱れた治安を回復するため、「御先手組」に「火付け盗賊改め」の役目を申し付けた。組頭の中山勘解由(かげゆ)は鬼となり、徹底して全ての悪人を処刑する!「火盗斬風録」や、服部半蔵の部下の影丸が、誰も姿を見たことのない幻の忍者、百舌の藤蔵と繰り広げる激戦、「伊賀の影丸」外伝。宮本武蔵の天狗飛切りの術、習得秘話!「魔剣」…など全7編の、横山光輝の時代傑作集!
日本国の平和と安全を他国の侵略から防衛する秘密特捜隊、コマンド。ある時、日本にあるS国のスパイ組織の拡張と、革命を起こそうとする謀略のために二人の外国人が来日した!コマンドでの中で最も優秀な男・Jは、S国スパイ団の行動を封じこめんとするが…?世界の悪人相手に、Jが数々の秘密兵器で立ち向かう!
幕府隠密の影丸が訪れた葉山の里は、大凶作に見舞われていた。しかし領主は年貢を緩めようともせず、このままでは一揆が起こるのも時間の問題だ。名主の娘・胡蝶は飢え死にを待つか、父を見殺しに一揆を起こすか、決断を迫られる!「影丸と胡蝶」長屋の前で子供達に、関ヶ原での武勇を語るこの男・伊庭陣左衛門。彼は口ばかり達者な、ほらふき陣左である。臆病者の陣左だが、想いを寄せるお春のためには意地を見せる!?「ほらふき陣左」など、全8編の短編集!!
時は戦国、領土の奪い合いに明けくれる武士の前に、民百姓の生活は抹殺された。家を焼かれ、家族を失った彼らの悲しみは、やがて武士に対する怒りへと高まっていく。野盗・武造もまたその一人…。戦乱の世を必死に生き抜いた野盗たちの物語!
さまざまな代表作を持つ巨匠・横山光輝が、若き斉藤道三(さいとう・どうさん)と彼に仕える隻眼の忍者・猿彦(さるひこ)の活躍を描いた戦国時代ストーリー。敵に襲われて瀕死となった猿彦は、油売りの庄五郎(しょうごろう)の家に助けを求める。そこで猿彦を介抱した庄五郎は、彼が持っていた秘密書類を写し取り、それを利用して武士へと推薦される。しかし、その行動に気付いた猿彦から斬られそうになった庄五郎は、出世払いの約束で猿彦のバックアップをとりつけ……!?
多くの武将、英傑を生み出した戦国時代。蛟竜とは、時運に合わず、志を遂げられなかった英傑を指す――。黒田官兵衛が家老に就いていた播磨の国は、毛利と織田、二つの大国に挟まれ、どちらにつくかの決断に迫られていた。官兵衛の進言により織田につくことが決まったが、それを快く思わない重臣たちは毛利と内通していたのだった。毛利との圧倒的な戦力差を、鮮やかな采配で打ち破る官兵衛。この男は「敗戦」という言葉を知らない!後に羽柴秀吉の軍師となり、秀吉の天下統一に大きく貢献した男の、波乱の時代を描く!
東京の街に突然現れた怪ロボット。少年探偵・金田正太郎は、戦争中に日本陸軍が開発したロボット兵器「鉄人28号」の謎に迫る。大ヒット作『鉄人28号』の初単行本を2色カラーページも含めて完全復刻したシリーズ第1弾。※巻末解説は『人造人間夜話』(中野晴行)のみ収録しています。
とある惑星に調査のため着陸した宇宙船。調査員たちが目にしたものは、荒涼とした大地と、おびただしい数の昆虫たちだった。調査の末に、高度な文明を感じさせる建造物を発見したのだが、近くには生命の気配はなく…「昆虫惑星」。地球宇宙局によって組み立てられた衛星は90個。しかし、未知の惑星の軌道上に、記録にはない91番目の衛星が発見された。一体誰が造ったものなのか!?「91衛星SOS!!」、他2編のSF傑作集!
地球の移住先として発展していった火星では、いつの頃からか、超能力を持つものが現れ始めた。資源の有り余る火星と、老衰しきった地球。火星では、人も資源も優れている火星が地球のいいなりになるのはおかしい、という考え方が生まれ、地球に超能力者たちを送り込んできたのだった。地球と火星の大戦争勃発を阻止するため、地球政府に呼びだされた登録番号「V-7」ディック・牧の戦いが始まる…!
核戦争で死の星となった火星から、地球を征服しようとするフォボス一族と、それを阻止しようとするダイモス一族が地球へとやってきた。数千年の後、真介(しんすけ)は、村人全員が双子として生まれてくるダイモスの村で、ひとつ子として生まれた。そのため村人から忌み嫌われる。ある日、ダイモス人の隠れ家を見つけたフォボス人により、ダイモスの村は焼き尽くされてしまう。父、母、仲間を失い、ただ一人生き残った真介は、フォボス人と戦う決意を固めるが……!?「『鉄人28号』いらい、何どかロボットまんがを書いてきた。そのたびに、よりすぐれたより新しい魅力を作ってきたつもりである。この作品でも、ロボットまんがの新味(しんみ)をいかに出すかということに、ずいぶん頭をなやませたように思う」(横山光輝)
「アリ事件の巻」『少年』1961年11月号~62年3月号掲載。巨大アリの来襲を利用して、密輸の取引相手殺害を計画した密輸団首領と、彼らを追う少年探偵・金田正太郎の推理対決が冴える、ミステリ色豊かな一篇。巨大生物ものというSF設定も興味深い。刊行当時すでに光文社ハードカバー版に収録された前半部分を省くなど、独自の編集がなされている。※巻末解説は『解題』(中野晴行)のみ収録しています。
昭和30年代後半、青年マンガ誌が登場する以前に、ハイティーンを対象にした唯一掲載したメディアである「明星」「平凡」。それらに連載されたハイティーン向けの先駆作『オフィス7』『特だねベル子さん』をカップリングした単行本。『オフィス7』は探偵五十嵐大作の活躍を描きだしたサスペンスミステリー。『特だねベル子さん』は事件記者ベル子とカメラマン英二のコンビが事件を解決するロマンチックコメディ。大都会を舞台にしたスピーディーな展開とおしゃれな大人のムードは当時斬新だと大好評を博した。スパイ・マンガブームの先駆けにもなる。横山光輝作品の中でも異色の名作。
時は応仁。負け戦に加わったために落ち武者狩りに追い立てられていた一郎太は、窮地を不思議な術を使う老人・幻也斉(げんやさい)に助けられる。幻也斉は、琵琶湖を根城にする“竜神組”の頭目で、野望のために力のある若者を探していたのだ。その野望とは、竜神を船首とした“天下を乗っ取る船”をつくり、天下を統一すること……。その大きな野望に心動かされた一郎太は、竜神組と天下統一の夢を追う!
不動産屋に紹介された低家賃の古い洋館に住み始めた男。2階の物音に気付いてのぞいてみると……。サスペンスミステリ「死神」をはじめ、命を狙われた殺し屋が生き延びるためにある作戦を考えた「殺しの稼業」、馬主でもあった著者が競馬の世界を舞台に描いたサスペンス「汚れた勝負服」など、これまで単行本未収録だった短編9作を収録した傑作短編集。60年代後半から70年にかけて、勃興期の青年コミック誌や青年向け週刊誌に横山光輝が発表した現代もの青年コミックの数々が時代を超えて蘇る。当時一世を風靡した<劇画>の影響を受けながらも、新しい時代の青年コミックを模索したエンタテインメントの巨匠がつくりあげた魅力触れる作品群。
さまざまな代表作を持つ巨匠・横山光輝が、野獣のように冷酷非情な男を描いたハードボイルドアクション。恩赦により刑務所を出てきた東大寺邦男(とうだいじ・くにお)は、岩熊組の会長に拉致されて、例のモノはどこに隠したかと聞かれる。答えようとしない東大寺は、元チャンピオンのボクサー・ジョーに叩きのめされるが、彼のプライドを利用して脱出に成功する。そして、東大寺は仲間の田所(たどころ)の元へ……!?
大海原を漂流していた上杉(うえすぎ)は、あけぼの丸の乗員に救出されるが、息子・健児(けんじ)に日記帳を渡してくれと頼んで絶命する。その日記帳を船長から届けられた健児は、航海に出る前の父親の様子を思い出しながら港に佇んでいると、父親の救出に関わったナイフの辰(たつ)をはじめとした3人組に声をかけられる。上杉が死ぬ前に言った「海に眠る巨万の秘宝」という言葉を聞いていた彼らは、健児の行動を監視して……!?
四六時中、命を狙われながらも、ことごとく刺客を撃退する不死身の流れ者・兵馬。寝る時も飯を食う時も油断はできないし、兵馬を頼る美しき女たちも信用してはならない。奴らは偶然を装って近づいてくるのだから……。この状況を抜け出すには、かつての主君・正就(まさなり)と直接対決する以外にはない!!正就を探す、長い長い地獄旅は続く……。
古代エジプトに、神々の怒りに触れた男女がいた。禁断の恋をした女王と、若き僧侶・カクラテス。神の命を受け、二人を殺したバステトは、永遠の生命と永遠の美を与えられたのだった。カクラテスに心を奪われていたバステトは、再びカクラテスが生まれ変わる日を二千年もの間、待ち続ける――。時は廻り、現代。カメラマンの加蔵春彦は、大きな力で引き寄せられ、エジプトへ渡る…!時空を超えた大スペクタクル!
『鉄人28号』など多数の代表作を持つ漫画界の巨匠・横山光輝が、武田信玄(たけだ・しんげん)の軍師であった山本勘助(やまもと・かんすけ)の活躍を描く歴史大作!戦に敗れた勘助は、負傷した忍者・源蔵(げんぞう)とともに、落ち武者狩りから逃げていた。そして追っ手から逃れるために侵入した民家で捕らえられそうになった勘助は、敵に刃向かって切り捨てられてしまう。かろうじて息をしていた勘助は源蔵の介抱で回復するが、片目と片足の自由を失っていた……。
余が死んでも三年間は死を秘めておき、その間に勝頼は武田の棟梁としての地位を確定せよ――。絶大なカリスマ性で、ひと癖もふた癖もある家臣を抑えていた武田信玄の死後、武田家は分裂の危機に瀕していた。正式な跡目を継いでいない形ばかりの後継者・武田勝頼は、志半ばに逝った父の遺志を継ぐべく、奮戦する。『三国志』『鉄人28号』の横山光輝が、新田次郎の名作をもとに描く、悲劇の将・武田勝頼の物語。
2014年生誕80周年を迎えた横山光輝。現在でもたくさんのフォロワーを産み、後の世代に大きな影響を与えた“巨匠”の足跡を、各界著名人の寄稿文、インタビュー、対談で振り返ります。また、単行本未収録の『おてんばトリオ』、『鉄人28号』『三国志』『伊賀の影丸』など代表作の美麗カラーイラストを収録。主な寄稿者:今川泰宏、岡本賢一、神崎将臣、京本政樹、幸森軍也、タケカワユキヒデ、武田鉄矢、辻真先、津原泰水、戸田泰成、中野晴行、野口賢、藤川桂介、藤原カムイ、ゆうきまさみ(五十音順)