読切マンガの感想・レビュー4449件<<137138139140141>>最近で一番良かった四季賞は石読み 薄雲ねずstarstarstarstarstarひさぴよ近年のアフタヌーン四季賞は、どの作品もハイレベル過ぎると思いませんか。 「最近で一番良かった四季賞は?」と聞かれたらしばらく悩むのは確実。もし一つだけ選べるなら、この『石読み』(四季賞2020冬)を選びます。ちょっと気が早いですが。近未来ラブストーリーふたりのロビンソン 凪松ひろ名無し人が関係できる限界人数がAIにより設定されている社会。 主人公の男性は、なんと0人。 関係者以外の記憶は離れると1時間で消されてしまう。 しかし、0人の主人公がそれでもよく会っている人がいて…。 https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237310729783 1日しか記憶が持たないという病気などのテーマのラブストーリーはよくあるけど、これはシステムによってそうなってしまうことで、それでも惹かれあい再び会う二人の関係性に特別感が出てて好きでした。 ジャンプ漫画学校の卒業制作として描かれたこちらの作品ですが、いままで読んできたほかの卒業制作と比較してもストーリーのクオリティやまとまりが段違いに感じました。 そこはさすが四季賞2020秋で四季賞受賞した実力者ですね! 『だから、いっしょに帰ろう』 http://www.moae.jp/comic/dakaraisshonikaerou/1 こちらも繊細で最後の最後までよく練られた話で好きでした。おもしろいwマキシマムドー 武蔵野創名無し※ネタバレを含むクチコミです。人型アンドロイドに心が芽生えた……けど!?つとめて めばえて 走りだす 三月病名無し人型アンドロイドに心が芽生える…という展開はありふれているけど、この漫画は違う。違くはないけど読むと「違う…!」と思うはず。 この方は初めて見た名前ですけどファンになりました。 エロ漫画様式美の箱詰め #読切応援箱入り娘のDAY to DAY 藤丸野愛幼なじみのアイツと箱に閉じ込められちゃった!? こんな狭いところで密着しちゃってどうなっちゃうの〜!? っていうご都合主義なラッキー大スケベハプニング。 昔から変わらない生意気な女だと思ってたのに…こんなに大きくなっちゃって…っていう様式美まで搭載されているときたら最高認定するしかない。 と思ってたらラッキー大大スケベハプニングはもう1日おこるんですね!大盤振る舞いすぎる。 しかも雨で制服が濡れちゃうシチュエーション。 「下着までぐしょぐしょ」「やだスケスケ」なんて様式美オブ様式美な台詞つき。まじ様式美! そうであってほしいものが全てそうである世界、悪くないです。とても爽やかな気持ちになりました。 熟年夫婦のまえに突然現れた"昔の女"高橋留美子劇場 昔の女 高橋留美子名無し※ネタバレを含むクチコミです。裏ワザGAME MAKERS裏ワザGAME MAKERS!! 岡谷よる名無しぜひ連載してください! ある意味、評価が分かれそうな読切。ヘルズケア 鳴名ガオ名無しこれは「マンハッタン計画」がなんなのかを知らないと結構意味がわからない話で、かくいう自分も知らなかったので調べたうえでもう一度読み直しました。 絵もうまいしテンポもいいし台詞回しも軽快で読みやすくはあったんですが、世界史に1ミリも興味関心がない人向けではない。あと主人公の女医者の喋り方のクセが強い。少年誌らしいわかりやすいオチがあるわけでもないので、もしかしたら評価は分かれるタイプのやつかな…とも思います。1話完結の読切としても良くできてますけど、続きがあるならたぶんめちゃくちゃ面白くなると確信が持てる終わり方だったので、個人的には連載化してほしいですね。イオンがとにかく好きなのだ。イオンにみせられて もぐこん名無しくらげバンチにおける「裸のマオ」や「あつい皮膚」などの読切で漫画読みの度肝を抜き続けてきたもぐこんさんのデビュー作です。 空気感や体温、手触りまで伝わってくるようなあの丁寧なタッチは既にこの時点で確立していて、 のちの作品では使わなくなったトーンが一部使われているのが興味深かったです。空間を意識した画面作りには宮崎夏次系さん、を思いだす人も多いかも 変人扱いされつつもイオンモールを堪能する主人公。この広々とした建築空間に向けるマニアックさをうまくエッセイ漫画風に料理しており、 イオンがとにかく好きなんですよという楽しさが伝わってきて愉快になりました ここすき気づかないまま生きていけたら裸のマオ もぐこん野愛華奢な少女をデッサンする先生、という甘美な響きから想像するものとはかけ離れた作品だった。 マオはとても華奢な女の子。母親からほとんど放置され、貧乏で不健康な暮らしをしている。 先生はマオの体を褒め、ヌードモデルになることを持ちかける。マオは先生の家へ通い、お風呂に入り食事をし健康な生活をおくるようになる。 めでたしめでたし。とはいかない。 マオは自分の境遇について何も気づいていないように見える。 母親の気持ちにも、先生の気持ちにも、友達の気持ちにも何も気づかない。まっさらで何も知らないということは、マオにとって救いなのだろうか。 失って、過ぎ去って、はじめて気づいたとき、マオは華奢な体のまま生きていけるのだろうか。 大人になるためのイニシエーションにしては、切ない結末だと思った。 読切なのがもったいないCUREZIクレジ 梅澤春人名無し※ネタバレを含むクチコミです。いいね小学生博徒〜青天井カケルの一日〜 大鯨泰二郎名無しバカバカしさがおぎぬまXとかぶってる気がしないでもないけどいずれにしろ好きなやつです。青天井カケルまた出てきてほしい。癖のある絵がいいエルフに剣士が無理だとて 小川成希名無しゴブリン一家がすごくかわいかった https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237299785304 異なる才能を持つふたりが交わる話瑠璃も玻璃も照らせば光る 綴喜大名無し※ネタバレを含むクチコミです。読切最高でした 箱入り娘のDAY to DAY 藤丸名無し1話と2話で2人のそれぞれの思いが見れたのは良かったです。エロシーンは雑誌なら無修正なので良かったら是非。後未成年の喫煙の注意書きあるの時代感じました。銀魂(ゴリラ)の血を継いだ何か転ゴリ~チー牛が転生したらゴリラだったウホッ~ カズキ名無し無駄にゴリラとチー牛の画力が高い https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237304078534 この人の漫画はいつも面白い。裸足のマジカルホームタウン 木原悠里子名無し※ネタバレを含むクチコミです。女性向け風俗、略して"じょふう"じょふう(読切) 甘詰留太名無し※ネタバレを含むクチコミです。これはいい読切!! #読切応援草木を駆ける素足 蔦森つむぎ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 弟とミステリアスな姉の組み合わせは最高!! #読切応援草木を駆ける素足 蔦森つむぎたか※ネタバレを含むクチコミです。真っ当な方の歯医者ラブコメ私を歯医者に連れてって! 糸川駆名無しジャンプ+で歯医者ときたらもうアレしか思い浮かばず警戒しましたが、これは歯医者が怖い同級生にお願いされて何故か一緒に歯医者に行ってドキドキ…というかわいいお話でした。よかった、と思ったんですけど冷静に考えるとクラスの女の子と一緒に歯医者行くの、なかなかコアな癖(ヘキ)かもしれない…。 ビビリだけど好戦的な高井さんがかわいかったです。麻酔で唇とかジンジンするの、確かに面白いよね。魔法を刺青で彫るという設定良い。魔彫りの紋 吉田B6名無し面白い設定で読みやすかった。主人公の顔が好みです。 続きが読みたいと思った。 短編集『心臓』の集大成みたいな読切作品 #読切応援あんきらこんきら 奥田亜紀子starstarstarstarstarかしこ久しぶりに帰省した主人公は東京で女芸人をしている。父と母は兄の子供である孫に夢中で、90歳を過ぎた祖母はボケてきていた。今現在の時間の流れを主人公の視点で語りつつ、そこにボケて子供に返った祖母の記憶と意識が混ざる構成。 祖母が子供だった頃の村では凶作で食うに困った人達が芸を見せて金をもらい歩いていて、同情した父親が彼らを家に泊めたが、翌朝に物が盗まれていたことがあった。主人公はパソコンの画面越しにネタ合わせしていた相方に「どうして里帰りしたの?」と聞かれ「自分は子供に返りたかったのだ」と気づく。子供に返ってしまった祖母と子供に返りたい孫。二人ともそれぞれの過去と現在のしがらみに苦しんでいる。 物語の最後で東京に帰ろうとする主人公を玄関先で呼び止めて「私からもらったと言うな」と祖母がお菓子を握らせる。おそらく祖母のボケた思考回路の中では、子供心に印象的だった貧しさから盗みをしてしまった人物達と、同じく芸をしている孫を混同しているが、この行為は祖母からの泥棒をしたあなた方を恨んでないというメッセージだと思う。主人公は自分が買ってきたお土産を渡してくる程ボケても子供のように可愛がってくれる優しい祖母だと感じている。 ある意味ここで意思のすれ違いが起きているけれど、同時に祖母も孫も救われている。そこに気づけるのは読者だけ、というのも面白い。 短編集『心臓』に収録されていた作品それぞれに登場したモチーフが数多く見つけられた。高野文子のオマージュのような表現もそう。今回の「あんきらこんきら」で一つの完成形に達したような感じがする。けれども奥田亜紀子の進化はまだまだ続くと確信を持てる傑作でもありました。魔女ビアーテの6回に渡る死と、その幸福の記録死体と、1スーにもならない 遥川潤名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<137138139140141>>
近年のアフタヌーン四季賞は、どの作品もハイレベル過ぎると思いませんか。 「最近で一番良かった四季賞は?」と聞かれたらしばらく悩むのは確実。もし一つだけ選べるなら、この『石読み』(四季賞2020冬)を選びます。ちょっと気が早いですが。