「今年読んでよかったマンガリスト」を作ったときに、今年読んだ読み切りで何が良かったかな…と思いだす中で、真っ先に思い出したのが本作だったんですよね
というか、「ゼロ災でいこうっ」のシーンが思い浮かんだ(添付)
衝撃的なシーンでした
大人になっていく中で、飛行機事故を契機に、自分の「核」が創作ではなくなっていたということ(又は、自分の「核」は最初からそんなところにはなかったということ)、そして、現実を前に情熱は失われてしまっていたこと、そのことを自覚する物語
それが、本作に対する私の印象でした
…が、読み返してみると、実はそうではなかった
だって、主人公は、そのことを自覚しながら、それでも、創作をやめられないから
「他の選択肢がない」という理由で、やはり創作を辞めることができない
別の人生を歩めるなら歩みたいと泣くのに、それでも辞めることができない
それどころか、キャロット通信は解散し、仲間もいなくなり、
誰も読んでくれない、読者すらいないのに、辞めることができない
「にもかかわらず…私は…懲りもせず」
「また繰り返す…どうして?」
「なぜ??」
たぶん、このセリフこそが、この作品の核心なのでしょう
主人公にとって、創作は、苦痛なのでしょう
でも、主人公の救いは、もはや創作しかない
だから、主人公は、創作に向き合い続ける
「赤羽」に登場するペイティさんが、
「やはり創らないと気が狂いそうだから創るってコトですね…」
と言ってました(増補改訂版4巻、ボーナストラック9話)、
「創作」というのは、もともと、そういうものなのかもしれないです
あ、ところで、そんなふうに「創作」をやめることのできない綿本おふとん先生ですが、トーチwebで新連載とのこと!みんなで応援しようね!
🥰‼️大ニュース‼️🥰
— 綿本おふとん (@offton_w) December 29, 2024
おふとん先生トーチwebにて
初・商業・連載‼️‼️‼️
陰謀論に支配された日本で
超能力者の子供たちが
闇政府<ディープステート>と
闘う‼️
哲学・異能バトル漫画‼️‼️
1月連載開始‼️‼️‼️ pic.twitter.com/tHc4LIyFDa
全巻読み返してみるとやっぱりユーヤさんと暮らしてた頃の話が一番面白かったと思うなぁ