魍魎少女

不死身の少女が巨大鋸で魍魎を斬る!

魍魎少女
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

かわいい女の子がデカい武器を振り回して血しぶきを撒くマンガが好きな人なら絶対満足できます。大正レトロはやっぱりいいですね。 バラバラになった師匠・雪之条の体のパーツを集めるため、不死身の怪力少女・林檎丸が戦うのは宿敵・八房が操るさまざまな魍魎!バトルは迫力満点で、動きのあるアクションが繰り広げられるかと思えば、美しいデザインがあしらわれた見開きがバシッと決まります。メリハリが効いていて最高! 林檎丸と師匠のイチャラブ関係ももちろんですが、仲間の探偵・鷹之助や僧侶の典妙さんなど魅力的なキャラが脇を固めるのも安心感抜群です。 4巻時点で師匠のパーツも結構集まってきていて、不死を狙う新たな敵も現れたりして新展開に突入中。盛り上がってますよ!

メトロ・サヴァイブ

パニック映画を見た気分だな

メトロ・サヴァイブ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

今回のはBMネクタールなどと違い災害がテーマになっていて商業施設内が舞台になってる。タワーリング・インフェルノとかが好きならおすすめ 関東地方を襲った震度7の大地震があり地下に閉じ込められてたからがスタートで、閉鎖環境での人間関係や登場人物たちの行動も面白い。 藤澤勇希の書くパニック物をどれも面白い

悪女

何度も繰り返し読み返してきた結果、感想が重い

悪女
漫画を読む女S
漫画を読む女S
1年以上前

連載中から読んでいて、当時、私は子供心に大人社会、会社という場所に憧れたものです。 大きな会社には行ったことのないフロアや知らない場所がたくさんあって、そこには秘密が隠されていて、隠れキャラのオセロおじさんから主人公まりりんは隠しアイテム(いつでも真夜中でも空調が効いている、好きに使っていい一室)をもらったりします。対人関係のはったりや、夜のネオン街へのあこがれも、今思えばこのマンガで覚えたもののように思います。 ホワイトローズクラブの定例会、仲間たちと夏祭りの支度をすすめる様子にそれはそれはわくわくしました。 大人になって社会人になった私でしたが、あいにく運命的にT.Oさんと出会うことも、職場で峰岸さんや小野さん、山瀬さんと出会えることもなく、金曜の飲み屋で涼子さんと出会うことも出来ないままただひたすら年月を過ごしてきました。 さらに悪いことには、もしかしたら、私はたぶん、新入社員のまりりんを鬱陶しく思うタイプの大人になってしまった。つらいです。やるせないです。おかしいな? 果たしてT.Oさんに胸を張って好きですと伝えるのに恥ずかしくないような成長してこられたのか?できていないな… やるせない時、深呼吸をして、この37冊を読みなおしたりします。それを繰り返してきました。 昔ただよくわからない嫌な人でしかなかった上司、同僚、それぞれに暮らしがあって、考えがあって、だから働いていて、この漫画はそれを取り立てて肯定することもしないし否定もしていない。一時一瞬一緒に仕事をしただけの人、時を経て違う場所で再会した人、なんだかんだで関係が続いている人、いろいろ出てくる。まりりんは会社で人生を冒険していて、絶対の正義なんかじゃないけど、ひたすらまっすぐだ。ずいぶん遠くまで来てしまったな、そう思います。 さらに年を取って、そんなまりりんのまっすぐさに泣きそうになったり、実際泣き、何度も読み返したから隅々まで知っている話なのに、いつも節々で感動するのです。 大好きな社会人RPGコミックです。 なんせ冊数が多いので勢いで読むには大変だと思いますが、子供に、大人になっていく若者に、社会人になった人に、中年になった私などに、おすすめしたい漫画です。が、自分が抱くくらいに熱い感想を余所で見かけたことがないのが少し気になります。なんでみんな泣かないのん…? 好きなキャラクターは木村さんです。あと高田さんと小野さん。

パラダイス・カフェ

おさとうとスパイスとすてきななにもかも

パラダイス・カフェ
野愛
野愛
1年以上前

どこを切り取ってもキラッキラしていて可愛くてお洒落で夢のような煌めきしか詰まっていないです。 お料理は苦手だけど食べることが大好き、まだ恋を知らないヒロイン・ユキオ。 そして目の前に現れるのは天使のオムレツをつくる謎の男の子・ハル。 ああもうここには幸せしかない、おさとうとスパイスとすてきななにもかもでできているんだ…と読者の心までふわっふわのオムレツのようになってしまうんですね。 はじめての恋にとまどいながらも、料理の腕も人間としても成長していくユキオが愛おしくて愛おしくて、気がつくとハルの方に感情移入してしまいました。こんな女の子絶対絶対好きになるでしょ…かわいい通り越して愛おしい。 ユキオとハルの両親もいいキャラクターで、物語の鍵となってきます。 ただの恋愛物語でとどまらず、愛するひとのために何かをすることを教えてくれる素敵な作品です。 愛すること愛されることって幸せだよね、なんて根本的なことを改めて噛みしめちゃいましたね。好き。

マンガ肉

肉エピソードを読めば、各先生の作風もわかる(のかも)

マンガ肉
名無し
1年以上前

総勢23人もの漫画家先生たちが、 肉に関する思いや思い出や思い込みなどを かなり自由にエッセイ的に描いていらっしゃる。 さすがに肉を嫌いという人は少ないし、 肉と言えばエネルギーの塊だし、 マンガ連載という激務をこなしている先生方は それぞれに肉を味わうことで英気を養って 仕事を頑張っている方が多いみたい。 それでも各先生ごとに結構な個性の違いがあり、 谷口奈津子先生と宇野ユキアキ先生は それぞれに「生肉」の持つ魔性的な魅力について 描かれていますが話の内容はかなり違う。 大井昌和先生と横田卓馬先生はともに 「編集さんにご馳走してもらった初の高級しゃぶしゃぶ」 について描かれていますが、感想は正反対。 棚橋なもしろ先生は肉食女子会エピソードをもとにして いかに肉が下衆トークの醍醐味を増すかについて語り、 大島千春先生は肉を煮込むことで心がいかに安らぐか を描いています。 こうした各先生のエピソードを読むと、 普通の書評を読むよりも、もっとよりわかりやすく 「ああ、この先生は多分こういうマンガを描いているのだろうな」 と、わかったような気になります。 大島千春先生の「いぶり暮らし」は読んだことがあるので 「いぶり暮らしの作者の先生らしい肉マンガだなあ」 と思いましたし。 こういうエッセイ漫画集って、 今まで知らなかった漫画や先生を知るいい本かもしれませんね。 読んでみて、自分と肉の好き嫌いや拘りが似ている先生とか、 先生の名前や代表作の名前は知っているけれども 読んだことは無かった、という先生に興味を覚えて その先生の作品を読んでみる気になる人も 多いのではないでしょうか? 最初から、そういうPR的な効果を狙ったエッセイ集なのかな? 私も棚橋先生の回を読んで、 「この先生の漫画って思っていたより下衆くて面白いかもな」 と興味を持ちました。 色々と違っていたらスミマセン(笑)

最近雇ったメイドが怪しい

これは良いショタ漫画#1巻応援

最近雇ったメイドが怪しい
六文銭
六文銭
1年以上前

雇ったメイドと雇い主の坊っちゃんとのやり取りを描いた作品。 基本 メイドが坊っちゃんをからかう ↓ 坊っちゃんがそれに素直に反応する ↓ メイドが照れる という流れ形式。 これが、見ていてニヤニヤする。 例えば、 「私のことが気になりますか?」とメイドが言えば 「なんでそれがわかった!」と坊っちゃん。 すかさず、 「こんな綺麗なメイド初めてみたから、お前のことが気になって気になって」 と畳み掛ける。 メイドもその無邪気な反応に思わず赤面する。 なんという、相思相愛。 思ったことを全て口にしてしまうのが、逆に恥ずかしいとか考えられない感じが、子供らしく可愛い。 意地悪したつもりでも、逆に素直に返されるとこっちが恥ずかしくなる感じがよくわかります。 いつまでも初々しい二人の関係に釘付けです。

さがすひと

「想像力」ってこういうこと

さがすひと
名無し
1年以上前

現実主義者の家庭教師の男が、教え子の小学生男子にファンタジーな児童書の読み聞かせをするようにお願いされるようになってから、いつも見ていた景色がどんどん広くなっていく。 役に立たなくても、あったほうが良いものは沢山あるってことに気付けるようになります。 主人公の視野がどんどん広がる様子に読んでるこっちも嬉しくなりました。

星屑テレパス

おでこで繋がるコミュ障と宇宙人 #1巻応援

星屑テレパス
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

おでこぱしー、いいですね……極度のコミュ障女子が初めて心を交わす相手は、記憶喪失の宇宙人女子。その方法は……おでこをくっつけて心を読む「おでこ〈でテレ〉パシー」。トキメクわぁ……。 人と交流できない主人公が、誰とでも打ち解ける明るい宇宙人と過ごすうちに、信頼と安心を得て、さらに交流の輪を広げていく物語。 とても優しい物語だが、主人公のコミュ障はかなり重症。なかなか他人への一歩が踏み出せない様子に、前半はかなりヤキモキさせられる。現実逃避で「宇宙人に逢いたい」なんて言うくらいなので……。 しかし後半、ある女子との困難な交流をきっかけに、主人公の「ロケットを飛ばす」夢への強い思いがはっきりすると、物語は急に輝きを増す。 ロケット造りの夢を共有する仲間たちの物語は、まだ始まったばかり。可愛くてキラキラした画面も、未来への期待感と百合っぽいトキメキを増す(そしてとても読みやすい!)。本格的な宇宙への夢と、おでこで繋がる二人の秘めたやり取りを楽しみに、続刊を待つ! ……主人公の精神的成長にも、少しだけ期待。

ゑびす銀座天国

東村アキコの初期短編集

ゑびす銀座天国
名無し
1年以上前

「そういえば東村アキコの短編集って読んだことないな」と思い手にとったのがこれ。ひまわりっ ~健一レジェンド~や、ママはテンパリストより前の2004年に連載されていた作品ということで、絵の感じやストーリーの作り方がやっぱり今と違うなぁと新鮮でした。 現在東村先生が描かれる漫画は、基本的には「全体的には明るい雰囲気のコメディで、その中で少しだけシリアスパートがあり、そこで主人公が気持ちを吐露するなどしてその作品のテーマを主張する」という作りになっていると思います。 が、この『ゑびす銀座天国』には特にテーマなどはなく、ドライアイス屋で働くコオロギ(28歳・男性)と、彼を取り巻く3人の女性たちの様子をただ描いている…という感じでした。 あえてドラマチックで面白いストーリーの起伏を避けて描いているような、淡々とした感じがすごく意外でした。 とは言え、ギャグパートのノリや畳み掛けるようなセリフ回しは今と同じ。これこそが東村先生作品に共通する一本通った筋なんだなと良い発見をすることができました。

連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏(デジタル版)

準備万端で読んだら最高すぎた

連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏(デジタル版)
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

昔一回読んでその時点でも充分面白かったのだが、より楽しむ為に「巻来功士」のジャンプ連載作品を大量に読み、ジャンプ三代目編集長の「西村繁男」の「さらば、わが青春の『少年ジャンプ』」を読み、これが原案になっている「少年リーダム 〜友情・努力・勝利の詩〜」などを読んだ状態でまた読み返したが最高だったとしか言えない。 作中の「機械戦士ギルファー」の成り立ちや「北斗の拳」の第二話描き直しは、「少年リーダム 〜友情・努力・勝利の詩〜」の編集側からみた話と、書いた本人の話や原哲夫のアシスタントとしての話の両方から知ることができてすごいよかった。

ガ・マ・ンできない

懐かしい…!

ガ・マ・ンできない
たか
たか
1年以上前

小学生のときに通っていたピアノの教室に、話したことのない女子高生のお姉さんがいつも少女コミックを置いてくれていて、それを読むのが楽しみでした(漫画がだめな家庭だったので)。 客観的にみて、ちゃお・りぼん・なかよしをすっ飛ばして少コミから読むとはなかなか歪なのですが、当時はそんなこと全く感じずただ楽しくで読んでいました。 天然はちみつ寮。、覇王・愛人、僕は妹に恋をする、ありす19th、蜜×蜜ドロップス、天は赤い河のほとり…いろいろ載っていましたが、中でもこの『ガ・マ・ンできない』はかなり印象に残っています。 主人公の名前が湊、彼氏の名前が千尋と、どちらも中性的な名前なのが好きでした。 恋愛もので男の子のほうが年下という設定のお話を初めて読んだのがこの作品で、年下彼氏というと千尋を真っ先に思い出します。 またアラサーになった今あらためて読んでみて一番衝撃だったのが、大人になった今読んでも充分刺激的に感じる内容だったことですね。 「キュートでちょっぴりHなラブコメディー」とあらすじにありますが、どう考えてもちょっぴりHどころじゃない!! PTAの「子どもに読ませたくない雑誌」第1位に選ばれたのも納得です。 雑誌で読んでいたため、そもそも単行本の表紙からしてこんなにエロかったのかと驚きました。これを当時本屋で買うのは相当勇気が要っただろうな…。

もいもいスイスイ

ドジっ子南国少女の暮らしを見守ろう #1巻応援

もいもいスイスイ
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

南国から褐色美少女スイが大人の女性を目指して日本にやってきた! スイに対して変態的なスキンシップを試みる姉トウマとしっかり者で常識人の妹ユキナと一緒に慣れない日本でのドタバタ生活がスタートします。マンガだ〜! トウマの少々行き過ぎた愛情表現にドン引きすることもありますが絵もキャラもかわいいから大体オッケーでしょう。背伸びをしてドジをやらかしがちなスイを中心とした3人の掛け合いは見ていて楽しいです。スイちゃんすぐ泣いちゃうんだよな…(※かわいい)。 読めばあなたもスイちゃんをかわいがりたくなること必至。ホント家に居てほしい。 モイ!(お別れの挨拶)

進撃の巨人 悔いなき選択

リヴァイが調査兵団に入るまでのスピンオフ

進撃の巨人 悔いなき選択
名無し
1年以上前

時系列は壁が破られる1年前の844年。スラムで燻っていたリヴァイがエルヴィンと出会い、調査兵団に入るまでの出来事を描いたスピンオフです。 物語のテーマはタイトル通り「選択」です。数多くの選択を積み重ねてきたリヴァイの最初の「選択」が描かれていて、エルヴィンとの関係がどう始まったのかもわかるのも見所です。 巻末の諫山先生との駿河先生の対談も面白いです。リヴァイのイメージの源泉になった作品として『七人の侍』や『ハート・ロッカー』の名前が上がっているのですが、どれも「なるほど…」と頷けます。 2巻と短いながらもリヴァイの誕生の物語、オリジンとして説得力のあるスピンオフでした。

オンナ37歳 たやすくないのよ、人生は

大人のオンナか集まると大変だ。

オンナ37歳 たやすくないのよ、人生は
Pom
Pom
11ヶ月前

同窓会の通知から再び出会った女5人それぞれの物語。 みんな色んな問題抱えてるんだけども、茜のお節介がすぎている。。 友達の人生に介入しすぎている。。 しかし、茜が世話を焼くにも理由があるのでそこは後半で判明。 とにかく茜以外の4人の友人が離れないのは彼女と一緒にいることによって真っ直ぐな茜に励まされたり勇気づけられたりするからなのかな。 何にせよ、大人になってあんなに本音で言い合える関係性を作れてるってことは素晴らしいなって思いました。

二階堂幸短編集 ありがとうって言って

ずっと読み続けていたい

二階堂幸短編集 ありがとうって言って
さいろく
さいろく
1年以上前

大きな感情の起伏はなく、過度に甘酸っぱすぎたりもせず、絶妙に距離を保たれた感じでどの作品も読めてすごいなぁと感心。 最後の旅行のは〆の部分で急に80`sっぽくなってハッとさせられたりして、たまらんなぁと思い候。 あとオマケがいい。書店限定のおまけが毎回こういう形だったら買う価値が更にあるなぁ。

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