悪の教典

作画の力が大きく漫画版を推したい

悪の教典
名無し
1年以上前

サイコパス人物の暗躍を描くことがサスペンスホラーになっていました。 高校教師をそこに据えたのも面白かったです。作画が申し分なく、前半は頭脳戦っぽさがあり、良い意味でDEATH NOTE的な作品だったかなと。 後半は衝撃展開ですが、勢い任せになった感じでしたし、最後の最後のどんでん返しはこれほどのことをしでかして、その審判は有り得えないでしょう(漫画オリジナルらしいので唯一の蛇足)。まあそこも作画に助けられて一気に読めました。

きみが心に棲みついた 新装版

キョドコ、どうなる。

きみが心に棲みついた 新装版
Pom
Pom
1年以上前

ドラマは見ていないのだけど、絵も可愛いし読んでみたら、大分闇が深いぞ。 キョドコを脅す(?)星名さんも、何があって怖い人になってしまったのか。。 キョドコも、惑わされないでー!ってなる。 上下で終わらないだろうと思ってたら、やはり”S”に続くみたいなので、読んでみよう。

土田と花岡

試験中落描きしてたオタクは読んどくべきDKオタクコメディ!#推しを3行で推す

土田と花岡
たか
たか
1年以上前

私は大学受験に備えて漫画を我慢しまくったところセンター試験の前日に猛烈にドラゴンボールが読みたくなってしまい、予備校帰りにゲオで立ち読みしてから翌日試験を受け、その後の大学受験の試験中はずっと超サイヤ人の落描きしていた人間でして……そのためこの『土田と花岡』の「解答用紙に描いた落描きがやたら上手く描けて悩む」というバナー広告に見事に釣られまんまと1巻を購入してしまいましたが最高でした。 土田と花岡のかけ合い(※内心でのツッコミも含む)が本ッ当〜に絶妙で読んでて抜群の心地よさ…! 強面のDK絵師・土田のギャップ萌えぶりもさることながら、自分の絵(なかなかに伸びしろがある……というか伸びしろしかない)絵に自信を持ってる花岡とそれを温かく見守っている優しい世界がよかったです! #推しを3行で推す https://twitter.com/nonno0588/status/1387735296372920320?s=20 (落描きは机か問題用紙に描こうな土田)

悪魔のララバイ

いくらなんでも藤本タツキすぎる

悪魔のララバイ
名無し
1年以上前

チェンソーマンの二次創作みたいな話だなと思いました。藤本タツキっぽく描いてるから作品自体のデキはいいけど、ストーリーにも演出にも画風にも何にもオリジナリティが感じられないのが流石に引っかかる。じゃあ本家のタツキ作品読むわ…っていう。なんでジャンプ+の編集者はOK出したのか不思議。 嫌な気分になりそうだからジャンプラのコメント欄は見てないんですけど皆さんはどう思いましたか

猫舌らあ麺 【かきおろし漫画付】

猫ちゃんによる毎日ラーメン健康生活

猫舌らあ麺 【かきおろし漫画付】
野愛
野愛
1年以上前

もっちもちのでかい猫がラーメンを食べ歩きしてます。 人よりたくさんフーフーしながら、幸せそうにラーメンをすする姿がたまらなく可愛いです。 猫ちゃんが訪れるのは実在するラーメン店で、お店の歴史やご主人の半生などもしっかり描かれています。 悲しみや苦しみを乗り越えて人々に愛されるラーメンができたんだなあと胸が熱くなります。 歴史を知ると猫ちゃんの表情もより幸せそうに見えてきます。 巻末にSUSURU TVとのコラボ漫画がありますが、SUSURU TVに猫ちゃん出てくれないかな……動いてるところが見たいので猫ちゃん実在しててほしい!

口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~

これがホラー漫画だ! #推しを3行で推す

口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~
toyoneko
toyoneko
1年以上前

1 有名なホラー漫画家のほとんどは既に一線を退いた印象がありますが,現在でもバリバリのホラー漫画を描いている作家は少数ながらも存在しており,呪みちる先生はその最高峰です。濃すぎる絵と,奇想溢れる展開が魅力(ただしグロ注意) 2 問題は,作品が手に入りにくいこと。作品集一覧はウィキペディアを参照していただければと思いますが,「ライオンの首」「人造人間の怪」「火星高校の夜」「顔ビル/真夜中のバスラーメン」あたりは現在入手困難です。なお,「青空の悪魔円盤」 「押入れのウーリー」は,ebookjapanなどで電子版が購入可能です(kindleには無い) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%AA%E3%81%BF%E3%81%A1%E3%82%8B 3 kindleで唯一購入可能なのが,本作「口裂け女あらわる」。エグいホラーをご所望の方は,ぜひチェックしてください。私は「タイヤ」が好き。なお,とりあえず呪みちる作品をちょっとだけ読んでみたいという方は,劇画狼さんのエクストリーム漫画学園をチェックしてみてください http://leedcafe.com/webcomic/exmanga016/ http://leedcafe.com/webcomic/exmanga020/

にっぽん競馬伝

まさか電子版が出るとは…

にっぽん競馬伝
ピサ朗
ピサ朗
1年以上前

ウマ娘効果かは判断できないが、マジか!?と驚いた。 説明しておくとこの漫画の原作者であるあべ善太氏は、味いちもんめや寄席芸人伝の原作者で、競馬好きとしても知られた方で、本作は純粋に競馬題材として原作を担当された作品。 存在だけは知っていた物の、他作品に比べて全く見かけず、読めなかったのだが、最近電書化した事からこの度読んだが、中々面白かった。 大体は競馬記者の今西記者が狂言回しとなって、様々な競馬に関わる人々のあれこれを描いていく一話完結物だが、エピソードによって主演も変わるので、これと言った主人公は不在にも感じる。 また登場する馬は、ほぼエピソードの為に作られた架空馬だが、明らかに現実の馬のエピソードを参照しており、参照馬の名前は大抵触れられていて、インターネットも無い時代で年代の近い馬はともかく、過去の馬の資料をしっかり拾ってるのには驚く。 しかし凄いのは競馬文化のあれこれを余すことなく描き切ろう、と言わんばかりに扱ってる競馬の題材が広い事である。 騎手や調教師、馬具の職人、馬主に馬にドラマを感じる観客、そういったものを題材にするのは競馬漫画ではありがちだが、なんとこの作品、地見屋(当たり馬券を拾って換金する人)や、馬場造園課(芝の手入れ人)に至るまで題材にしているのである。 コレは正直驚いた、特に地見屋なんて自分が競馬をやってた時期には見なくなっていたし、違法行為スレスレなので否定的な目線を持っていたからだ。 しかしとにかくそういう部類の人間に至るまで題材にして、しっかり人情ドラマに仕立てている辺り、流石はあべ善太と言わざるを得ない。 面白いのは、あべ善太氏は懐古主義的というか最新テクノロジーを嫌っていたふしも有るためか、消えゆく文化と分かりつつも馬券の窓口購入を題材にして話を作っているのだが、コレが結構解説されていて、ある意味貴重な史料になっていた。 流石に現在とは競馬を取り巻く事情も変わっているが、競馬場の中も外もよく観察されているのが分かり、視点も見事で作者の競馬愛が伝わってくる。 人気的には芳しくなかったのかもしれないが、こうやって電書版がでる辺り一定の評価はされていた作品だと思う。

書店員 波山個間子

静かで雰囲気が良い素敵な本

書店員 波山個間子
む
1年以上前

雰囲気良さそうだなと読み始めました。 書店員 波山さんの話ですが、波山さんはブックアドバイザーで本当にある書籍の話をします。 作中でこの本は面白い、とかこの本はオススメ、とか。 読んでてストーリーも丁寧で面白いですが出てくる書籍の方が気になってしまって! 実際に読んでみようかなという気分になります。ストーリー上で出てくる本とか物って気になりますよね…。 とても好きな感じの本でした。

1970年代記 「まんだら屋の良太」誕生まで

20代の畑中純

1970年代記 「まんだら屋の良太」誕生まで
かしこ
かしこ
約2ヶ月前

結婚してもうすぐ子供が産まれるって時に役所にいったら「去年の年収27万?!お産だってもっとかかりますよ!生活保護を申請しますか?」と言われたけど「漫画がブレイク寸前なんです!そのうちドーンと税金払いますから!」と言い返して、その後『まんだら屋の良太』を描いたというエピソードが印象的でした。畑中純という人は学歴はないかもしれないけど文化的教養がある人で、だから『まんだら屋の良太』もエロ全開だけど生理的に不快にならず面白く読めるんだなと思いました。「梶井基次郎も志賀直哉もつげ義春も温泉にいく話があるけど、オレは温泉の側からくる人間を眺めたい」という意図があったのも知れてよかったです。

龍子

刺青女刑事と麻薬組織の女頭領 #推しを3行で推す

龍子
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

①背中に金の龍の刺青を持つ警視庁の女刑事は麻薬組織の日本支部の女社長と対峙する。 ②居合の達人の刑事はどんな男も必殺。一方女ボスの強さも圧倒的。二人にしか到達できない境地で殺し合うという百合がある。 ③劇画調の画面も筋肉描写も美麗さがあり、初見の印象以上に読みやすかった。

となりのロボット

ロボットと恋の形 #推しを3行で推す

となりのロボット
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

①JKタイプの人型ロボット・プラハが一人の女の子・チカから人間らしさを学習してゆく。 ②チカはプラハ=ヒロをロボットと知りながら恋する。一方プラハ=ヒロはチカを最優先事項とし、彼女の全てを知るために自己制御機能をダウンさせてデータを採取する。 ③ロボットが/に恋する事の不可能性に挑戦し、彼女達なりに見つけた愛の形に驚かされる、淡々と描かれながらもエモーショナルなSF百合。

ラズウェル細木のラ寿司開店!!

寿司食べたい

ラズウェル細木のラ寿司開店!!
野愛
野愛
1年以上前

年明けてもう1週間が経ちますが、まだまだお正月感を味わいたくて寿司の漫画でも読もうかなあと思いました。 さすがはラズウェル細木先生。ただ寿司食って美味い美味い言うだけの漫画じゃないんですね。 寿司屋の勘定や業界用語について思案してみたり、握り寿司とちらし寿司どちらがお得か検証してみたり、スーパーの安寿司に仕事をして美味しくしてみたり。 正月気分を味わうどころか、飽くなき探究心にむしろハッとさせられました。 だからこそ食をテーマした漫画を描き続けられるんだろうなあ……。 ちらし寿司とか手巻き寿司は作ったことあるけど、日本人だし一生に一度くらいは寿司握ってみたいと思いました。 市販の寿司酢甘すぎ説は心から同意です。シャリは甘くない方が美味いですよね。

弁護士・亜蘭陸法は漫画家になりたい

漫画村と戦った弁護士が描くリアル

弁護士・亜蘭陸法は漫画家になりたい
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

マンガに対して大きな愛を持ち、漫画村などの違法アップロードサイトに強い危機感を覚え、コンテンツ産業を守るために実際に漫画村やファスト映画と戦ってきた中島博之弁護士。何と、その中島弁護士が原作者となっている作品です。 しかも、この作品の序盤では違法マンガアップロードサイト「漫画谷」と法的に戦っていく様子が描かれます。 もちろんフィクションなので脚色してある部分はありますが、海外にサーバーを置く違法アップロードサイトに対してどのように法的な責任を追及していくのかの一部始終を漫画として読めるのは凄いことで、このエピソードだけでもコンテンツ産業に携わる方・興味がある方は必読です。 その他にも、巷で話題になっているSNSを使ってお金やプレゼントを配るという名目で金を稼ぐ悪徳集団との戦いなど近年の社会情勢を色濃く反映した内容になっており、リテラシーを上げるために小中学生に読ませても良い内容です。なぜ、海賊版サイトでマンガを読んではいけないかということも教えられそうです。 今後も様々なテーマを面白く、学べるように描いて行けそうで楽しみです。 なお、作品の印税収入は海賊版サイト撲滅のために使われるそうですので、ぜひ支援のためにも買って読んでみてください。

SPICA

もっとページ数あげてほしいと思った本格SFバトル #読切応援

SPICA
名無し
1年以上前

まず絵がめちゃくちゃうまくてよかった。 宇宙人に侵略された地球生まれの少女スピカがいきなり最強のチャンピオンとコロシアムで戦うところから始まる。いわゆるサイバーパンクのジャンルだと思うけど、小難しい背景とかをだらだら語らずシンプルにスピカのバトルに絞ったこと自体が潔くてかっこいい。 クライマックスの好みは正直分かれると思う。俺はもっとページ数があれば違った結末になったんじゃないか派なので、ちょっともったいないと思ってしまった。もっとページ数あげてほしい。逆に言えばそういうふうに感じたのも、15pで世界観もバトルもピシッとまとめる構成のうまさゆえだと思う。 コンパクトにまとまってるのも「宇宙で戦う少女」でボリュームを出すのは大変っていう判断なのかもしれないけど(特に連載で見どころを作るのは難しいのかな…)、それでも長く見たい物語だな〜と思わせられました。

ほろ酔い道草学概論

酒と好奇心と隣に君と #1巻応援

ほろ酔い道草学概論
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

お酒をテーマにした作品から、私はずいぶんたくさんの事を学んでいるようだ。 醸造は化学だし、原材料は農学や地理・地政学、歴史も関係するだろう。共に楽しまれる文化や趣味も様々だ。例えば『もやしもん』は、酒と食と発酵の学問を提示し、世界の広さと到底知り得ない深さを教えてくれた。 この『ほろ酔い道草学概論』は、『もやしもん』のような深さはないが、広大な「繋がる世界」を提示してくれる。 主人公のOL・秋川さんは調べ物が好きな人。好奇心はあるものの、インドアな性格で調べるにとどまっていたところを、会社の先輩の正宗さんにあちこち連れ回される。 連れられて飛び込む場所は点でしかない。しかし何度も飛び込み続けるうち、点は自分を起点とした神経ネットワークのような広がりとなる。 やる事は多様で、一つひとつが面白い。珍しいお酒、新しい知識、奥深い趣味、そして知らない所を歩く楽しみ。いろんな事がたくさん詰め込まれている。そしてお互いを気に入った二人は「気になる所に付き合ってくれる人」という関係を築いてゆく……必ず一緒に楽しめるはず、という信頼感を育んでゆくのだ。 広大な世界への好奇心を共に楽しむ女二人。そこで醸成される関係も、ワクワクするような大きさだ。

おねぇちゃん日和

姉妹漫才がええんやて #1巻応援

おねぇちゃん日和
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

『よつばと』あずまきよひこ先生の前作『あずまんが大王』は多くの方がご存知かと思いますが、あれに出てくる「大阪」って、おいしいキャラですよね。 関西弁を喋るけれどほんわかしてて、お笑いのネタは出来ないけれども天然ネタを常に提供する、愛らしい子。あの子がもし、漫才ネタを提供できるとしたら……? 『おねぇちゃん日和』の高校生の姉・茜は関西弁でどこかぼーっとしていて、黒髪の容姿含め雰囲気が少し大阪に似ている。しかし彼女は、積極的にネタを仕掛ける。 繰り出すのはシュールなボケだったり、自己中で偉そうなボケだったり、それっぽい事を言うかと思えば完全に計算外のボケをかましたり……とにかくボケ。ボケをかます。 それを受け止めるのは、中学生の妹・芽恵(ちえ・ちーちゃん)。奔放な姉のボケに対してのツッコミは、概ね冷静。ボケの内容には驚きつつも、姉がボケをかます事に驚きは無い様子。 日々のやり取りが天然の漫才やコントになっている姉妹の、自然な笑いとツーカー感が楽しい!

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