東大あるあるを詰めたパロディ
スリリングで刺激的だけど、せつない
元伯爵家の令嬢として美しく育った妖子が、実は病院ですり替えられた他人の娘で、しかも死刑囚の娘だったとわかる!というショッキングな展開から始まります。古いタイプの少女漫画なら、出生の秘密を知っても健気に生きてゆく…という展開になりそうですが、妖子は違います。実の娘ではないと知ると、非情になり、妖子の殺害を企てる両親や、出生の秘密を知る脅迫者と戦っていきます。 旧華族社会のドロドロ感もあり、スリリングで刺激的なストーリーですが、両親の愛を求める妖子の孤独がせつなくて、いつの間にか感情移入してました。
「おにいさまへ…」読んでみた
名門女子校に通うことになった主人公はそれまで教わっていた優しくて素敵な塾の先生に「私のお兄さまになってください…」とお願いして文通を始めることになります。でも実は主人公が知らないだけで先生は母親の再婚相手の実子だから血の繋がりはないけど兄妹なんです。その事実と名門女子校内の選ばれし人間のみで構成されている社交グループ「ソロリティ」を巡る人間関係とが合わさって物語が展開していきます。もっと名門女子校のドロドロした話かと思ってましたが割りとメロドラマな話だったんですね。最後の方で「ソロリティ」が廃止されるのは池田理代子先生が学生運動をされていた影響を感じました。
連載当初はコメディだったが中盤からは骨太な競馬浪漫に
※ネタバレを含むクチコミです。
熊本の中学生に転生して再会した元カップル
※ネタバレを含むクチコミです。
岸本斉史の画力ヤベエwww
少年漫画で一番上手いのでは
新宿歌舞伎町の優しい朝ごはん
早朝の新宿歌舞伎町で、若い姉妹が切り盛りする定食屋あさげ。 ホストにキャバ嬢に警察官にヤクザ、個性豊かな人々を優しいお味噌汁でもてなします。 姉妹の過去や訳ありのお客さんなどほろ苦いエピソードもありますが、読むと心優しくあたたかい気持ちになる作品です。 お味噌汁のレシピやお出汁の取り方も丁寧に教えてくれるのでお料理漫画としても役立ちます。 歌舞伎町じゃなくても近所にこんなお店あったらいいなあ。
パパになって地球を救え!! #完結応援
地球侵略に来た宇宙人の姫を優しい子に育てて地球を護ろう!という漫画…でした。最初は。目的は割とすぐ達成されたような…。 3巻で終わりそうでしたが新キャラの妹が投入されて続行 ! ひと安心 !! 4巻打ち切り !!! …『ペーパーブレイバー』と同じパターンやん。 打ち切りの影響で侵略要素は大削減!! 宇宙人設定要らなかったんじゃ?レベル。 代わりに父娘の成長と絆を丁寧に描いています。 主人公の実家に泊まる回や姫が友達と仲直りする回(×2回)は特に好きです。 最強幼女育成・擬似家族という事で『最強少女さゆり』と似ていますが、実際読むと『よつばと』『リューシカ・リューシカ』に近いです。それらを日常コメディ減、ギャグ・ドラマ増にした印象。後半になるほど宇宙感が薄れ、面白さが安定していきます。 打ち切りで伏線や再登場して欲しいキャラが放置されたのが残念です。本来の形で読みたかった… とはいえ画力は高いし、姫のクルクル変わる表情は可愛いし、顔芸は面白いし、ストーリーも1年間の物語として綺麗にまとまっています。 同じ原作&作画コンビで次も執筆なさるそうで、今から楽しみです。 4巻だけ紙無し電子のみ…白泉社さん?
小説版に比べると色々攻めてるファンタジースローライフ
原作はいわゆるスローライフ物で、魔法学校の卒業間近に就職に困っていた主人公は、社会から3K(キモイ・キタナイ・キケン)と見下されている黒魔法業界で働くことになったが、採用された会社は待遇は一般的な企業に比べ高水準で福利厚生も滅茶苦茶充実した新3K(キレイ・カイテキ・カイホウテキ)を掲げる黒魔法業界でも屈指の超絶ホワイト企業で、女の子に囲まれ充実した仕事で自己肯定感も得られて超充実した生活を送っていく。 基本は漫画版もこの流れで、まぁご都合系のお話ではあるのだが、出てくるブラック企業や労働問題やら、みんなに嫌がられてても社会に必要不可欠な業種のモチーフが色々想像できるので凄い爽快感があり、別に女の子が居なくてもいいからこんな企業が欲しいと思えてたのだが、お色気シーンが漫画版はかなりパワーアップしていて、爽快感がさらに増している。 原作小説では仄めかされてこそいたが、略されていただけに嬉しい所だが、表紙を見ての通りに女キャラが非常にかわいい分、逆に労働問題部分の爽快感が目立たない可能性も有り、えっちさ故に人に勧めにくくなっていてコレも良し悪し。 とにかく就活や社会人生活にいろいろ苦労した人ほど沁みるあれこれを、主人公たちが解決していくのが非常に痛快、正直ご都合主義的なスピード解決だったりすることもあるが、現実では解決に時間がかかる上に結局解決しない事も多いだけに、爽快だしむしろそれでいいと思える。 えちえち度は明らかに漫画版の方が上で、これだけでも見応えは有るのだが、やはり仕事風景も含んでのこの作品。 願望充足的な部分は正直かなり強く感じるが、社会人生活の辛い現実に疲れた人はぜひ読んで癒されて欲しい。
悪魔の力を持った公女、現代日本に転生!
※ネタバレを含むクチコミです。
あの世とこの世を結ぶ者
って、かっけ~~~!!て小学生時代憧れた人です。 葉くんのだるいけどかっこいいところにも憧れたなあ。 恐山ル・ヴォワールがニコニコに投稿されてお祭り状態になったのを今でも覚えている(11年前で震えた)。 そんな歴史のある作品が令和になって再アニメ化したのも熱い。 誰が好きかといわれると悩んでしまうくらいみんないいキャラしてるんだよなあ。 今からでも遅くないのでぜひ読んで欲しい。
恋と事業とインボイス
個人事業主ではない立場としてはインボイスとはなんぞやとずっとなんとなく思っていたのでこの漫画によってその正体の輪郭がすこし見えてきた気がします。それにしてもふたりが一体なんの事業をしてるのかめちゃくちゃ気になりますけど続かないらしいのでそっちの真相は謎のままです。
影霧街の感想
主人公の女の子が可愛かったです。 表紙買いだったから内容はまあまあ面白いかなって感じ(見る人を選ぶ)たけど、続きを掲載されてるヤンマガwebで見たら、めちゃくちゃ面白くなってます、、 これは、古参ぶったほうがいいですね。。 これはすごい2巻楽しみです、、 個人的に2巻のほうが面白いのは珍しい気が、、 とにかく影霧街おすすめです!!
影霧街
面白ー 好きだよ こういう漫画
ご飯食べて自分を褒めよう
お医者さんが病院内で自炊することって本当にあるんですかね? 実際のところはわからないですが、命と食の大切さを学べる素敵な作品でした。 舞台は夜間診療を受け入れている小児科。 次から次へと患者がやって来て戦場のような忙しさですが、神辺先生はいつでもマイペース。 どんなに疲れ果てていても当直室であったかいご飯を作り、自分で自分を労ってあげています。 自分の判断が正しかったのか思い悩んだり、仕事や生活に追われて心がすり減ったり、なんかダメな日はどうしたってあります。 そんな日でも、あったかいご飯食べて自分のこと褒めてあげましょう。お医者さんである神辺先生が言ってるんだから間違いない。
"神様が視える"少年が不思議な少女と出会う #1巻応援
主人公は普通の人には見えない「神様」が視える少年・環春。 彼はある日、自身のことを「八百万の神の一介の神」だという少女・カズラと出会います。 人ではない何かから追われる彼女を正義感から助けようとする環でしたが、その過程で彼は謎の穴に飲み込まれて神々の棲む土地"高天原"に迷い込んでしまいます。 この作品の肝となる部分は環が助けようとしたカズラが一体どういう神様なのかというところにあります その正体自体は1話で明かされるのですが、その後の展開で少しずつカズラの出自と彼女が抱えている変えようのない宿命を環は知ることになります。 果たして高天原に迷い込んでしまった環は元の世界に戻ることができるのか、そしてカズラの運命はどこに向かっていくのか、続きが楽しみな神話ファンタジーです。 1巻まで読了
ビビりの霊媒師と女子高生幽霊が大暴れ! #1巻応援
この作品は年々増え続ける心霊トラブルに対応するため区役所に設置された“第六感部助霊課”、通称「ロクレイ」を舞台にした物語です。 ロクレイに所属するのは課長の末広光永と非常勤の霊媒師である払田(はらだ)来太、そして自称”頭脳担当”の女子高生幽霊・ゆゆ女(ゆゆめ)の3人。 この3人がロクレイに舞い込んでくる心霊がらみのトラブルに対し、人と霊の双方が納得する形での解決を目指し、“除霊”ではなく”助霊”を掲げた活動をしていきます。 霊媒師なのに極度のビビりな来太と関西弁でまくし立ててくるゆゆ女のコンビにより、 どのページをめくってもとにかく情報量の多いハイテンションなドタバタコメディをが繰り広げられます。 しかし、いざという時には来太とゆゆ女のコンビがとんでもない力を発揮していて、トラブル解決の瞬間にはこの上ない爽快感のある作品です! 1巻まで読了
くそばばの詩シリーズに感動!
マニア向けっぽい雰囲気ですが、巻末の作家と編集者の座談会インタビューを読むと「山松ゆうきちを味わったことない読者に届けたい」とあったので安心しました。「インドへ馬鹿がやって来た」を読んだ時も独特なバイタリティを持った人だな〜と思いましたが、初期作品はもっとダイレクトに作家の思考が反映されていますね。基本的に強い者が勝ち、弱い者が負け、貧乏人が金持ちになることは決してない…こういった現実は甘くないという容赦なさを痛快に描いているのが魅力です。ハッピーエンドになることはないけど読んでて悲しい気持ちにはなりません。特に「くそばばの詩シリーズ」がめちゃくちゃ面白くて、ばばあの健気さとたくましさに感動します。打ち手のばばあと釘師のじじいのプライドをかけたパチンコ対決は見ものです。YouTubeに上がってた昔のテレビ番組で岡崎京子が好きな漫画家は誰?と聞かれて「山松ゆうきち」と答えていて、本気なのかネタなのか観た当時は分からなかったけど、これを読むと現実のシビアさの捉え方とかそれにユーモアを混ぜるタッチとかがちょっと似てるかもなって思いました。
グッピーとDKとJK #読切応援
※ネタバレを含むクチコミです。
蚊SF
蚊型の乗り物に乗った宇宙人が人間から血を奪おうとする話。タツキフォロワーなのが伝わってきました。MIB感とギャグが良かったです。
多岐にわたって追ってきやがる!!
すこでした。やっぱ林聖二のギャグはいいな。普通に連載で読みたい
柔らかな青春の痛み #1巻応援 #完結応援
絵が目に触れてくる。それはとても豊かな体験だ。カバーのデザインから目に嬉しい。そしてどのページも、質感で充実している。 緻密なペン画で描かれる背景には、リアリティと台北の湿度がある。大胆な白地とのコントラストが生み出す気持ち良い光景。 そしてそのペン画で描かれる人物は、手を伸ばせば触れられそうだ。漫画的表現のまま実態を持った人物、その内面描写はナイーブで、儚げな表情に心を持っていかれる。 描かれる現状への落ち着かなさ、制御できない恋と自意識、そんなものであてどなく彷徨い続ける様子は、私の知る限りだと『神戸在住』の主人公のような不安定さだ。 音楽の感じ方、細野晴臣への信仰告白のような強い思いの表出、行き場なくかすかに震える初々しい感性……この青春の手触りは、柔らかいけれど、刺すように痛い。
コロナ禍/規制が飛び交う時世でこそ
あの朝霧の巫女、猫瞽女を描いた宇河弘樹がアワーズに帰ってきた。それだけでありがとうございますと言いたい。 元々かなり社会問題に切り込む(主題の物語とは別に)作者が、今の現代で抱えている問題を近未来の少年少女たちと共に描いている。2巻も楽しみです
明日と言わず…
即日クビだろう
もはやいわずもがななことかもしれませんが、「東京リベンジャーズ」の外伝というか、パロディ作品。 主人公をはじめ、原作の登場人物が東大生という設定。 主人公の想い人・早瀬が、結婚したことにショックをうけて、大学時代にタイムリープしてやりなおすという流れ。 東大あるあるが、誰得といわんばかりにいっぱいでてくる。 正直、興味ない人には?な部分も多いが、でも不思議と十分面白い。 youtubeやTVの東大王などで、東大生もずいぶん身近に感じ、彼らの生態も「なんとなく」わかるからかもしれない。 原作の名シーンも、いい感じでパロってきます。 原作ファンも、不良から東大というギャップに萌える・・・かどうかはわかりませんが、十分楽しめるかと。キャラ崩壊しているので、思い入れの強い人は辞めたほうがいいかもしれません。 それにしても私立大のことを、3教科しかやってない奴というディスりは、センスフルだなと思いました。